プルデンシャル生命保険株式会社は、新しい生前給付型の介護保障サービス「ナーシングケア特約(介護前払特約、略称:NCB)」の取り扱いを開始した。
同社は、利用者から追加保険料を取らずに、サービスの充実を図る商品開発を行っており、具体的には、10年前に日本にはじめて紹介した「リビングニーズ特約」、5年前にサービスを開始した死亡保険金を即日払する「FNB」(保険金即日払いサービス)などがある。今回の「NCB」サービスも同様のもので、これら、3種類のサービスとも特約保険料は不要となっている。
NCBの仕組みは事由に係らず、利用者が、公的介護保険と連動する介護状態になった場合に、生存中に保険金を「介護年金」として前払い請求できるサービス。
介護状態になった場合、保険金を前払いするサービスは、もともと10年前に親会社である米国のプルデンシャルファイナンシャルが先んじてサービスを始めていたものだが、当時の日本ではまだ介護について、米国ほどの社会的成熟度がないと判断し、発表を見合わせてきた。
日本における要介護者は、1993年の約200万人から増え続けており、2025年には520万人にまで達すると見込まれている。生命保険文化センターの調査によると公的介護保険だけでは、不安を覚えるという人たちが約80%を占めており、社会的な問題として大きくクローズアップしてきているのが実状。
NCBの特徴は、「健康な時から介護に備えてあらかじめ保険料を負担したり、医的診査を受けたり、またそのために現在必要な死亡保障を調整したりする必要が無く、介護状態に至ったその時点で、保険金を介護年金として活用できる」「特別な保険料負担が不要」「長期にわたり、しかも生活負担として大きな影響を及ぼしてくる介護費用に応じて、年金として支払われ毎年金額を変更可能」「要介護者本人はもとより、家族のための死亡保障を残すことができる」など。同特約はいつでも付加することができるが、定期保険など一部の保険種類には付加できない場合がある。
同社社長の前田一雄氏は、「介護保障については、公的、私的にかかわらず様々な観点から社会的問題として大きな不安要因となってきています。弊社が開始するNCBサービスは、そうした社会への朗報といっても過言ではありません。弊社が導入した10年前のリビングニーズ同様に、社会に受け入れられ急速に普及してくれることを願っています」と抱負を述べている。
|