内閣府は、「社会意識に関する世論調査」の結果を公表した。同調査は、社会や国に対する国民の基本的意識の動向や、少子高齢社会等の社会の在り方に関する国民の意識についての世論を調査したもの。調査対象は20歳以上の者で、10,000人を客体とした。
雇用などの慣行や医療保険などの社会制度において、様々な高齢者を年齢の基準だけで一律に現役世代と別に取り扱うことについてどのように思うか聞いたところ、「賛成」とする人の割合が44.7%(「賛成」16.9%+「どちらかというと賛成」27.7%)、「反対」とする人の割合が38.9%(「どちらかというと反対」26.8%+「反対」12.1%)となっている。なお、「わからない」と答えた人の割合が16.4%となっている。
都市規模別に見ると、「賛成」とする人の割合は大都市、町村で、「反対」とする人の割合は中都市で、それぞれ高くなっている。性別に見ると、「賛成」とする人の割合は男性で高くなっている。性・年齢別に見ると、「賛成」とする人の割合は男性の60歳代、70歳以上で、「反対」とする人の割合は男性の40歳代と女性の30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
高齢期の生活の支えについて、主となるべきものは何だと思うか聞いたところ、「自分自身での支え」と答えた人の割合が32.6%、「家族の支え」と答えた人の割合が38.4%、「社会全体での支え」と答えた人の割合が25.9%となっている。
都市規模別に見ると、「自分自身での支え」と答えた人の割合は大都市で、「家族の支え」と答えた人の割合は町村で、それぞれ高くなっている。性別に見ると、「自分自身での支え」を挙げた人の割合は男性で、「家族の支え」、「社会全体での支え」を挙げた人の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
今現在、信頼できる人はいるか聞いたところ「いる」と答えた人の割合が93.5%、「いない」と答えた人の割合が6.5%となっている。性別に見ると、「いる」と答えた人の割合は女性で高くなっている。性・年齢別に見ると、「いる」と答えた人の割合は女性の20歳代から50歳代で高くなっている。
信頼できる人が「いる」と答えた者(6,358人)に、信頼できる人のうち、最も信頼できる人はだれか聞いたところ、「配偶者」と答えた人の割合が65.2%と最も高く、以下、「子供」(10.7%)などの順となっている。
都市規模別に見ると、「配偶者」と答えた人の割合は小都市で、「子供」と答えた人の割合は町村で、それぞれ高くなっている。性別に見ると、「配偶者」と答えた人の割合は男性で、「子供」と答えた人の割合は女性で、それぞれ高くなっている。性・年齢別に見ると、「配偶者」と答えた人の割合は男性の40歳代から70歳以上と女性の30歳代から50歳代で、「子供」と答えた人の割合は男性の70歳以上と女性の60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
家族に係る意見として、「家族は経済観念や物質的なつながりより精神的なつながりが大切である」という意見についてどのように思うか聞いたところ、「そう思う」とする人の割合が91.4%(「そう思う」68.6%+「どちらかというとそう思う」22.8%)、「そう思わない」とする人の割合が3.7%(「どちらかというとそう思わない」2.3%+「そう思わない」1.4%)となっている。
都市規模別に見ると、「そう思う」とする人の割合は中都市で高くなっている。性・年齢別に見ると、「そう思う」とする人の割合は女性の30歳代、40歳代で高くなっている。
「家族との時間よりも友人など家族以外の人との時間が大切である」という意見についてどのように思うか聞いたところ、「そう思う」とする人の割合が25.8%(「そう思う」7.8%+「どちらかというとそう思う」18.0%)、「そう思わない」とする人の割合が62.1%(「どちらかというとそう思わない」29.9%+「そう思わない」32.2%)となっている。なお、「どちらともいえない」と答えた人の割合が10.1%となっている。
性別に見ると、「そう思う」とする人の割合は男性で高くなっている。性・年齢別に見ると、「そう思う」とする人の割合は男女共に20歳代で、「そう思わない」とする人の割合は男性の40歳代、50歳代と女性の30歳代、40歳代で、それぞれ高くなっている。
「遺産相続などの社会慣習や社会保障制度などは家族とは別に個人単位として考えることが大切である」という意見についてどのように思うか聞いたところ、「そう思う」とする人の割合が44.4%(「そう思う」20.1%+「どちらかというとそう思う」24.3%)、「そう思わない」とする人の割合が30.1%(「どちらかというとそう思わない」15.8%+「そう思わない」14.3%)となっている。なお、「どちらともいえない」と答えた人の割合が10.0%、「わからない」と答えた人の割合が15.6%となっている。
性別に見ると、「そう思わない」とする人の割合は男性で高くなっている。性・年齢別に見ると、「そう思う」とする人の割合は女性の30歳代から50歳代で、「そう思わない」とする人の割合は男性の30歳代、60歳代と女性の20歳代で、それぞれ高くなっている。
社会への貢献意識として、日頃、社会の一員として、何か社会のために役立ちたいと思っているか聞いたところ、「思っている」と答えた人の割合が58.9%、「あまり考えていない」と答えた人の割合が37.5%となっている。前回の調査結果と比較してみると、「思っている」(60.7%→58.9%)と答えた人の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「思っている」と答えた人の割合は中都市で、「思っていない」と答えた人の割合は大都市、町村で、それぞれ高くなっている。性別に見ると、「思っている」と答えた人の割合は男性で高くなっている。性・年齢別に見ると、「思っている」と答えた人の割合は男性の40歳代から60歳代と女性の40歳代、50歳代で、「あまり考えていない」と答えた人の割合は男女共に20歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
何か社会のために役立ちたいと「思っている」と答えた者(4,002人)に何か社会のために役立ちたいと思っているのはどのようなことか聞いたところ、「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い、町内会や自治会などの役員、防犯や防火活動など)」を挙げた人の割合が36.2%と最も高く、以下、「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護、身の回りの世話、給食、保育など)」(33.4%)、「自然・環境保護に関する活動(環境美化、リサイクル活動、牛乳パックの回収など)」(32.3%)、「自分の職業を通して」(21.7%)などの順となっている。
前回の調査結果と比較してみると、「自然・環境保護に関する活動(環境美化、リサイクル活動、牛乳パックの回収など)」(36.3%→32.3%)を挙げた人の割合が低下している。
都市規模別に見ると、「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い、町内会や自治会などの役員、防犯や防火活動など)」を挙げた人の割合は小都市、町村で、「自分の職業を通して」を挙げた人の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い、町内会や自治会などの役員、防犯や防火活動など)」、「自分の職業を通して」を挙げた人の割合は男性で、「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護、身の回りの世話、給食、保育など)」、「自然・環境保護に関する活動(環境美化、リサイクル活動、牛乳パックの回収など)」を挙げた人の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
性・年齢別に見ると、「町内会などの地域活動(お祝い事や不幸などの手伝い、町内会や自治会などの役員、防犯や防火活動など)」を挙げた人の割合は男性の50歳代から70歳以上と女性の60歳代、70歳以上で、「社会福祉に関する活動(老人や障害者などに対する介護、身の回りの世話、給食、保育など)」を挙げた人の割合は女性の40歳代から60歳代で、「自然・環境保護に関する活動(環境美化、リサイクル活動、牛乳パックの回収など)」を挙げた人の割合は女性の20歳代、40歳代、50歳代で、「自分の職業を通して」を挙げた人の割合は男性の20歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
社会の在り方等に対する意識として、理想として、自分自身に何人くらいの子供がいるのが良いと思うか聞いたところ、「0人」と答えた人の割合が0.6%、「1人」と答えた人の割合が2.3%、「2人」と答えた人の割合が38.5%、「3人」と答えた人の割合が45.2%、「4人」と答えた人の割合が5.0%、「5人」と答えた人の割合が1.8%、「6人以上」と答えた人の割合が0.3%、「わからない」と答えた人の割合が6.3%、「わからない」と答えた人を除く回答人数の平均は2.62人となっている。
都市規模別に見ると、「2人」と答えた人の割合は大都市、中都市で、「3人」と答えた人の割合は町村で、それぞれ高くなっている。性別に見ると、「2人」と答えた人の割合は男性で、「3人」と答えた人の割合は女性で、それぞれ高くなっている。性・年齢別に見ると、「2人」と答えた人の割合は男性の20歳代、30歳代と女性の20歳代で、「3人」と答えた人の割合は男性の60歳代、70歳以上と女性の40歳代から60歳代で、それぞれ高くなっている。
実際には何人の子供を持てる、あるいは持てたと思うか聞いたところ、「0人」と答えた人の割合が1.8%、「1人」と答えた人の割合が7.2%、「2人」と答えた人の割合が45.5%、「3人」と答えた人の割合が26.5%、「4人」と答えた人の割合が3.0%、「5人」と答えた人の割合が1.3%、「6人以上」と答えた人の割合が0.3%、「わからない」と答えた人の割合が14.5%、「わからない」と答えた人を除く回答人数の平均は2.31人となっている。
都市規模別に見ると、「2人」と答えた人の割合は大都市、中都市で、「3人」と答えた人の割合は町村で、それぞれ高くなっている。性・年齢別に見ると、「2人」と答えた人の割合は男性の30歳代と女性の30歳代から50歳代で、「3人」と答えた人の割合は男性の50歳代から70歳以上と女性の40歳代、60歳代、70歳以上で、それぞれ高くなっている。
自分にとって子育てを楽しいと感じることが多いか、それとも辛いと感じることが多いか聞いたところ、「楽しいと感じることの人が多い」と答えた人の割合が51.1%、「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた人の割合が32.4%、「辛いと感じることの人が多い」と答えた人の割合が5.9%となっている。なお、「わからない」と答えた人の割合が10.2%となっている。
都市規模別に見ると、「楽しいと感じることの人が多い」と答えた人の割合は小都市で、「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた人の割合は町村で、それぞれ高くなっている。性別に見ると、「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた人の割合は女性で高くなっている。
性・年齢別に見ると、「楽しいと感じることの人が多い」と答えた人の割合は男性の30歳代で、「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」と答えた人の割合は女性の30歳代から50歳代で、それぞれ高くなっている。
子育てについて「楽しいと感じることと辛いと感じることが同じくらい」、「辛いと感じることの人が多い」と答えた者(2,601人)に自分にとって子育ての辛さとはどんなことだと思うか聞いたところ、「子どもの将来の教育にお金がかかること」を挙げた人の割合が51.6%と最も高く、以下、「自分の自由な時間がなくなること」(29.8%)、「子どもの相手は体力や根気がいること」(28.8%)、「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」(24.8%)などの順となっている。
都市規模別に見ると、「子どもの相手は体力や根気がいること」を挙げた人の割合は中都市で、「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」を挙げた人の割合は大都市で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「子どもの将来の教育にお金がかかること」、「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」を挙げた人の割合は男性で、「自分の自由な時間がなくなること」、「子どもの相手は体力や根気がいること」、を挙げた人の割合は女性で、それぞれ高くなっている。
性別に見ると、「子どもの将来の教育にお金がかかること」を挙げた人の割合は男性の40歳代、50歳代と女性の40歳代で、「自分の自由な時間がなくなること」を挙げた人の割合は男性の20歳代、30歳代と女性の20歳代、30歳代、50歳代で、「子どもの相手は体力や根気がいること」を挙げた人の割合は女性の20歳代、30歳代で、「子どもが小さいときの子育てにお金がかかること」を挙げた人の割合は男女共に20歳代で、それぞれ高くなっている。
子供を育てることについて、今以上に大きな役割を担うべきものは何だと思うか聞いたところ、「親や家族」と答えた人の割合が48.6%と最も高く、以下、「子育てのための施設」(11.2%)などの順となっている。
都市規模別に見ると、「親や家族」を挙げた人の割合は小都市で高くなっている。性別に見ると、「子育てのための施設」を挙げた人の割合は女性で高くなっている。性・年齢別に見ると、「親や家族」を挙げた人の割合は男性の60歳代と女性の60歳代、70歳以上で、「子育てのための施設」を挙げた人の割合は女性の20歳代、30歳代で、それぞれ高くなっている。
青少年の成長や自立に必要なこととして、「親、そのほかの人の世話や介護をする」という機会は青少年の成長や自立のために必要だと思うか聞いたところ、「必要だと思う」とする人の割合が85.5%(「必要だと思う」52.5%+「どちらかというと必要だと思う」33.0%)、「必要だと思わない」とする人の割合が7.1%(「どちらかというと必要だと思わない」5.1%+「必要だと思わない」2.0%)となっている。
性別に見ると、「必要だと思う」とする人の割合は女性で高くなっている。性・年齢別に見ると、「必要だと思う」とする人の割合は女性の50歳代、60歳代で、それぞれ高くなっている。
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