第一生命保険相互会社は、一つの規約に基づき、多数の企業により、確定拠出年金(DC)企業型制度を運営する「第一生命DCスマートプラン」の販売を開始した。
同スキームは、一つの規約で制度を運営することで、受託機関側の管理コストを効率化し、高品質なサービスをリーズナブルな手数料で実現した。従業員数が百名以上から数百名程度の中小・中堅企業を主な対象とする。
これまで確定拠出年金制度の導入を希望する中小・中堅企業にとっては、単独での制度設立・運営には、「手数料の割高感」、「制度設立に係る事務負荷」、「従業員への教育方法」等が問題となってた。「第一生命DCスマートプラン」を採用することにより、制度設立・運営に要するコスト、および各種事務手続きが軽減され、より簡単にDC制度を導入することが可能となる。
運営管理機関の費用は、一般的に、加入する従業員が多いほど割安となり、単独で設立する場合、従業員規模の小さい中小・中堅企業は、不利な状況にある。第一生命DCスマートプランでは、制度をパターン化し、制度管理を集約することで規模のメリットを享受することにより、制度運営費用を低減し、既存の制度において単独で設立するのに比べて低コストで制度導入が可能となる。従業員規模により異なるが、同社において単独で設立する場合と比較して、ランニング費用は30%〜60%程度安くなる。
第一生命DCスマートプランの規約は、主な制度内容について企業毎に設定可能なスキームとなっており、企業毎の制度の自由度が確保されている。例えば、企業毎に「年金給付の支給期間」を設定することができるので、企業の考えるDC制度の位置づけ(例:公的年金までの繋ぎ年金としての位置づけなど)に応じた「年金給付の支給期間」の選択が可能となる。
運用商品は、バラエティーに富んだ12商品を用意。元本確保型商品では保険と預金の2商品を、投資信託は10商品を用意している。
従業員教育においては、企業の様々なニーズに応じて選択が可能な複数のパターンを用意。「第一生命DCスマートプラン」専用のビデオ教育ツールや、DC専門講師によるセミナーをベースに、複数の従業員教育パターンを用意した。
また、第一生命では、従来から、企業の複利厚生制度運営支援や従業員の自助努力支援をパソコンを通じて行うシステム(SELFS)を要望により無償で提供しており、メニューの一つに「DC」を加え、他の自助努力制度や社会保険制度等とあわせた情報提供を行い、従業員のライフスタイルの多様化に沿ったコンサルティングサービスを行っている。加入資格に選択制を定める企業が多いなか、DC未加入者に対して生涯設計シミュレーションを活用できるSELFSは、企業内の従業員教育に関する格差を解消する上で有効となっている。
DCの導入・設立に係る各種手続き、制度の運営においては、第一生命が一元的な窓口となり、企業年金の受託機関として長年培った制度設立・運営ノウハウを持つ、同社ならではのサポートを実施することで、企業の制度設立・運営事務手続きを簡素化し負担感を軽減した。
規約の申請および規約承認に必要な書類一式の取りまとめは第一生命が行う。また、導入当初の各種業務・事務手続について企業担当者の負担を軽減する同社独自の支援ツールを無償で提供する。これらのサポートを実施する結果、申し込みから、最短のケースでは、約3ヶ月で制度を導入することができるようになった。
第一生命DCスマートプランでは、資本関係・業種・地域に係わらず、不特定多数の企業が参加可能。また、グループ企業がそれぞれ参加することができるので、グループ各社間で人事交流がある場合でも積立金を現金化して移換する必要はない。
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