日本福祉大学、NEC、マイクロソフト株式会社は、新しいカテゴリのパソコンとして注目されるタブレットPCを用いた、福祉分野での活用方法についての共同研究を行うことに同意した。
同研究は、大学授業等の聴覚障害者受講支援システム、高齢者向け遠隔コミュニケーションシステム、インターネットを用いた遠隔授業など、タブレットPCの持つ新しいヒューマンインターフェイスによって実現される福祉分野でのPCの新しい活用方法を探り、教育工学、障害者支援、福祉情報などに関する学会での成果発表、さらには実用化に向けての検討を狙いとする。
「聴覚障害者受講支援システム(仮題)」は、聴覚障害者が通常の授業を受けるときに、健常者と同様の臨場感を味わうことが困難であることから、これを、改善するシステムを探るもの。通常の授業では、壇上の講師が用意した資料や教科書を元に、音声と板書によって行われるため、聴覚障害者にとってはすべての情報を同時に収集することが難しい。
「高齢者向け遠隔コミュニケーションシステム(仮題)」は、高齢者が、手書き電子メールを用いたコミュニケーションを行うことや、遠隔医療などへの応用を探るもの。キーボードではなくペン入力での操作を行うことによって、高齢者が容易に使用することのできるインターフェイスを検証していく。
「インターネットを用いた遠隔授業(仮題)」は、タブレットPCの持つ新しいヒューマンインターフェイスを活用し、インターネットを用いた遠隔授業を研究する。遠隔授業はすでに実用化が進んでいるが、ここでは、さらなる利便性向上を狙う。
同共同研究で用いる、NECのタブレットPCはペン入力による直感的なヒューマンインターフェイスを持つと同時に、世界最薄(15mm)/最軽量(約999g)を実現し、デジタルペーパーとしての用途、片手保持での利用、持ち運びなどのニーズに適した特長を持っている。
日本福祉大学、NEC、マイクロソフトは同共同研究を通して、パソコンの福祉分野への新しい活用方法を開拓し、同分野への貢献の努力をしていく方針。
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