株式会社リクルートコスモスは、大栄不動産株式会社との共同事業で、「ユニバーサルデザイン」仕様マンション、「セントラルスウィート大宮桜木町」(さいたま市大宮区。総戸数272戸)第1期175戸の販売を開始した。
プロジェクトでは、あらかじめ多様な使い手の身体的能力や心理・使用環境などを想定し、だれでも使いやすいと感じるデザインである「ユニバーサルデザイン」を主コンセプトとしている。健常者および実際に身体に障害を持つ人を対象としたアンケート・インタビュー調査や、マンション・モデルルームにおける意見交換会の実施などを通し、商品企画の随所に「ユニバーサルデザイン」の概念を反映している。
2002年3月のアンケート・インタビュー調査では、首都圏在住の、60歳以上の高齢者(115名)・20〜59歳の人(135名)・2001年4月以降に出産した人(28名)・車いすを使用している人(10名)、計288名を対象としたアンケート調査を実施し、そのうち、築10年以内のマンション居住者15名に対し、さらに詳細な個別インタビュー調査を実施した。
2002年8月のモデルルームでの意見交換会では、昨年、同社が販売した「東京アクアージュ」のモデルルームを利用して、車いすで生活している人に部屋の使い勝手などに関する意見を聞いた。主な意見としては、玄関が狭い、物を置けるベンチが欲しい、洗面所内に洗濯物の置き場や収納スペースが欲しい等があった。
これらの活動を通し、特に意見の多かった玄関・洗面まわりなどに関して、3タイプの中から選択できる「玄関タイプセレクト」や、洗濯機置き場を有効利用したオリジナル収納の設置、洗面化粧台下部のスツール(腰掛け)とランドリーボックス(洗濯物入れ)の選択など、「ユニバーサルデザイン」仕様を商品企画に反映している。
また、共用部分についても、各部にピクトグラム(絵文字)の案内表示板を設置、駐車場・駐輪場の位置をポイントカラーで表示、メインエントランスからエレベーターまでの動線を全て自動ドア化、エレベーターホール(3〜15階)にベンチを設置するなど、随所を「ユニバーサルデザイン」仕様としている。
同社では、今後も住まいにおける「ユニバーサルデザイン」の概念との融合を図った、さらに多くの人の使いやすさに適応した商品の研究・開発を積極的に推進していく方針。
意見交換会

完成予想図

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