松下電器産業株式会社は、重度障害者向け生活支援機器の開発販売会社「ファンコム株式会社」を設立した。
同社は、社内ベンチャー支援制度「パナソニック・スピンアップ・ファンド」を活用した新会社。この制度を活用し、すでに、15社が設立されて事業を開始しており、第4期扱いの1社となる。
現在日本国内において、重度(1級、2級)として認定された身体障害者は100万人以上。その中でも、難病による障害者(ALS、筋ジストロフィーなど)、交通事故等による障害者(脊髄損傷、頚椎損傷など)、病気の後遺症(脳卒中など)による障害者など、意識は聡明であるにもかかわらず、手足を十分に動かすことや会話ができないために周囲とのコミュニケーションが極めて難しい人は10%以上と推定されている。
同社は、このような重度身体障害者の生活支援のために、きわめて簡単にコミュニケーションを取ることが可能な会話支援機器や、家電製品を自身で操作できるような家電製品操作支援機器などを開発・販売することを通じて、障害者の生活の質の向上を目指す事業を展開する。
まず、第一弾として、ひらがなや簡単な単語を表記した文字盤から1つのスイッチのみで文章を作成できる「携帯用会話補助装置」の販売を行う。
また、次の展開として、携帯用会話補助装置と同様の操作で家電製品の基本操作を可能とする、上肢障害者向け家電コントローラーを開発していく。
将来的には、複雑化するパソコンや家電製品の操作に対応できない多様な障害を持つ人々に対して、より使いやすい機器の提案や操作支援を行うアダプターの開発・販売等を行っていく。
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