近畿日本ツーリスト株式会社は、旅行業界から初めて、介護・生活支援のための新会社を、子会社である株式会社クラブツーリズムの子会社として設立する。
新会社は2003年7月1日に設立予定で、拡大するシルバー世代のために健康で快適な生活環境を整え、生きがいのある生活を送ってもらうための「生活支援事業」、介護を必要とする人たちへの「介護支援事業」、それらをサポートする「教育事業」を柱に行なっていく。介護拠点の第1号は2003年10月に杉並区阿佐ヶ谷に設立する予定で、今後、介護拠点を増やしていく。
同社では、2000年から2級ホームヘルパー養成講座を実施し、現在では720名の修了生がいる。また、2001年には、クラブツーリズムカンパニー内に会員相互の介護保険適用外の家事支援組織として「元気センター」を設立した。この業務は新会社に移管していく。
新会社の株式会社クラブツーリズム・ライフケアサービスの介護事業では、居宅介護支援(ケアプラン作成)、訪問介護支援(ホームヘルプ)、福祉用具貸与・販売事業、通所介護事業(ディサービス)のほか、介護旅行として介護対象者および家族旅行における手配旅行・主催旅行を、施設紹介業としてケア付き有料老人ホーム・グループホーム・病院等をおこなう。また、今後の展開として有料老人ホーム・グループホーム等の施設運営・海外での展開を狙う。
生活支援事業では、家事支援事業として調理代行、買物代行、掃除代行等を、生活支援事業として住宅改修、庭の剪定作業、ペットの世話等を、健康支援事業として健康電話相談、在宅検診、スポーツ施設の情報提供サービス等を行う。
教育事業では、ホームヘルパー2級養成講座、介護支援専門員(ケアマネジャー)試験対策講座、介護予防・導入講座(介護に対する実技と初歩の知識取得)、福祉用具専門相談員養成講座(福祉用具の販売資格)を行う。そのほか、配食事業(高齢者宅)も展開する。
同社では、今後、高齢者人口・要介護者人口が拡大していくシルバー市場は有望として、同社が生活支援事業、介護支援事業等の業容を広げることにより、旧来の旅行業からの脱却を目指す。
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