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高齢者の一人暮らし、50%が介護状態になることへの不安を持つ

−内閣府、「一人暮らし高齢者に関する意識調査」−

2003/08/08(Fri.)

大人の青汁
 内閣府は、「一人暮らし高齢者に関する意識調査」の結果概要を公表した。調査対象者は65歳以上の一人暮らし男女で、標本数3,000人、有効回収数1,941人だった。

 調査結果をみると、日常生活での心配ごとでは、「心配がある」13.8%、「多少心配がある」27.4%を合わせた「心配がある」が41.2%。いっぽう、「心配はない」は58.8%。前回比較では、「心配がある」は10.2ポイント減少、「心配はない」が10.4ポイント増加。

 日常生活で心配ごとがある人に、心配ごとはどのようなことか尋ねると、「健康がすぐれなかったり病気がちである」が54.4%と過半数を超え、「家事が大変である」22.9%、「生活のための収入がたりない」21.3%、「外出時の転倒や事故」17.8%、「頼れる人がいなく一人きりである」16.8%、「寝たきりや身体が不自由であり介護を必要としている」9.4%、「子供や孫のこと」5.4%等の順。前回比較では、「頼れる人がいなく一人きりである」が21.4ポイントと大きく減少、「子供や孫のこと」も6.6ポイント減少。

 将来の自分の日常生活への不安については、「とても不安を感じる」13.9%と「多少不安を感じる」45.6%を合わせた「不安を感じる」が59.5%で60%弱が将来への不安を感じている。いっぽう、「不安を感じない」は40.5%。前回比較では、「不安を感じる」は9.3ポイント減少。

 将来の自分の日常生活で不安を感じると答えた人に、「不安はどのようなことか」尋ねると、「健康や病気のこと」が82.5%と80%を超え最も高く、「寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態になること」50.3%、「生活のための収入のこと」21.0%、「頼れる人がいなくなること」13.5%等の順。前回比較では、「健康や病気のこと」が17.4ポイント、「寝たきりや身体が不自由になり介護が必要な状態になること」が5.2ポイント増加。「生活のための収入のこと」は3.1ポイント減少。

 心配ごとや悩みごとの話し相手や相談相手では、「子供」が60.2%と最も高く、「兄弟姉妹」25.7%、「友人・知人」18.4%、「それ以外の家族・親族」7.5%、「となり近所の人」7.0%等の順。いっぽう、「相談したりする人はいない」は8.0%で10%未満。

 週に何日くらい出かけるかでは、「ほとんど毎日」が39.7%、「週に2、3日」26.8%、「週に4、5日」15.8%、「週に1日」11.1%、「ほとんどない」6.4%。

 近所の人とどの程度つきあいをしているかでは、「お互いに訪問しあう人がいる」が41.0%と最も高く、「立ち話をする程度の人がいる」27.5%、「あいさつをする程度の人がいる」22.6%、「つきあいはない」8.9%の順。前回および前々回比較では、「お互いに訪問しあう人がいる」は前回調査より6.2ポイント減少、前々回調査より9.8ポイント減少。

 お子さんや兄弟姉妹など親族の人とは、どのくらいの頻度で会ったり、電話などで連絡をとったりするかでは、「週に1回以上」が30.2%、「ほとんど毎日」28.1%、「月に1〜3回」22.2%、「年に数回」11.6%、「ほとんどない」は3.7%。

 老後における子供や孫とのつきあいについて、どのように考えるかでは、「子供や孫とは、ときどき会って食事や会話をするのがよい」が46.3%で最も高く、「子供や孫とは、たまに会話をする程度でよい」18.4%、「子供や孫とは、いつも一緒に生活できるのがよい」18.0%、「子供や孫とは、まったくつきあわずに生活するのがよい」2.8%の順。

 家族や親族以外の人で相談しあったり、世話をしあう親しい友人がいるかでは、「同性の友人がいる」が58.7%で約60%を占め、「同性と異性の友人がいる」8.0%、「異性の友人がいる」1.8%。「いずれもいない」は30.5%。

 日常の用事をだれに頼むかでは、「子供」が36.2%で最も高く、「友人・知人」13.0%、「となり近所の人」12.2%、「兄弟姉妹」10.7%、「子供の配偶者」6.6%、「それ以外の家族・親族」6.0%、「民生委員」3.2%の順。いっぽう、「頼む人はいない」は31.6%。

 今後だれかと一緒に暮らしたいと考えるかでは、「今のまま一人暮らしでよい」が71.0%と最も高く、「子供」20.2%と続き、そのほかの項目は1%以下。

 自分の現在の経済的な暮らし向きについてどのように考えるかでは、「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」25.1%、「家計にゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」52.9%を合わせた「心配はない」は78.0%。いっぽう、「家計にゆとりはなく、多少心配である」16.0%と「家計が苦しく、非常に心配である」5.0%を合わせた「心配である」は21.1%。

 万一、老人性痴呆症になるなど、高齢化に伴って財産の適正な管理や活用に不安が生じた場合、どうするかでは、「子供や他の親族に財産管理を委ねる」が60.5%、「自分の財産なのであくまで自分で管理する」17.1%、「弁護士などの信頼できる第三者に財産管理を委ねる」3.4%の順。また、「わからない」が19.0%と20%弱。

 現在、病気の治療のために病院や診療所にどの程度通院しているかでは、「月に2、3日程度」が28.4%と最も高く、「月に1日」21.7%、「週に2、3日程度」10.2%、「週に1日」9.6%、「年に4、5日程度」4.0%、「ほとんど毎日」が3.7%の順。「通院していない」は21.7%。前々回比較では、「月に1日」は5.7ポイント増加、「通院していない」が3.8ポイント減少。

 仮に身体が虚弱になって、日常生活を送る上で介護を必要とするようになった場合、どこで介護を受けたいかでは、「現在の自宅」が29.0%と最も高く、「病院などの医療施設」23.1%、「老人ホームなどの福祉施設」15.8%、「子供の家」8.2%。また、「老人ホームなどの福祉施設」、「老人保健施設」、「病院などの医療施設」、「介護機能のある民間の有料老人ホーム」を合わせた「施設」は46.5%。前回、前々回比較では、「病院などの医療施設」が前回より4.5ポイント、前々回より12.2ポイント減少。

 けがや病気などで緊急に人の手助けを必要となった時、だれに連絡するかでは、「子供」が66.8%と最も高く、「兄弟姉妹」27.5%、「友人・知人」18.1%、「となり近所の人」17.4%、「それ以外の家族・親族」10.9%、「子供の配偶者」10.2%と続き、そのほかの項目は10%未満。なお、「だれもいない」は1.3%。前回・前々回比較では、「となり近所の人」が前回調査より7.5ポイント、「かかりつけの医師」が前回調査より4.8ポイント、前々回調査より5.7ポイント減少。


内閣府概要
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65歳以上の高齢者3世帯に1世帯




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