ミサワホーム株式会社は、グループホームプロトタイプを発売した。
グループホームは、5〜9名の軽度痴呆性高齢者が、家庭的な雰囲気の中で共同生活を行い、痴呆症状の進行緩和と家庭介護の負担軽減を目的とした介護サービス。痴呆性高齢者が約150万人いるといわれる現在、グループホームは痴呆ケアの切り札として注目をあび、介護保険制度の開始や行政の後押しもあって、ここ数年で急速に整備が進んだ。しかし、施設数は着実に増加しているもののまだまだ不足しており、利用者の選択肢は限られているのが現状。また、施設によって居住環境や介護、入居費に差があるなど、問題は量と質の両面に及んでいる。
ミサワホームでは、1993年から千葉県流山市で運営している介護専用型高齢者住宅「マザアス南柏」において痴呆性高齢者の介護にあたり、運営当初からグループホーム的ケアに取り組んでいる。居室を改造しキッチンとリビングを設けた部屋では、集団ケアでは知り得なかった入居者の特技や穏やかな表情を見ることができ、グループホームの効果と必要性を身をもって体感し、グループホーム増設に向けての商品化を進めてきた。
グループホームプロトタイプは、戸建て風の外観を有し、コンパクトかつシンプルな設計で、3.3平方メートルあたり39万9千円からといった低価格を実現した。「マザアス南柏」での運営、特別養護老人ホームやデイサービスセンターなど、様々なタイプの介護・福祉施設を手がけてきた経験を活かし、シンプルな設計の中に、利用者と介護者の双方の立場に立った上で、両者の要望を十分に取り入れている。また、建設費用を抑えることで、利用しやすい入居費の設定や良質な設備の設置などを可能にする。
初年度50棟を目標に、介護制度推進を企図する自治体や社会福祉法人、民間介護事業者、またアパート経営に代わる土地有効利用として土地所有者の人々に強くアピールしていく。
そのほかの主な特長では、入居者のプライベートな時間を重視し、8畳の広い居室を確保。馴染み深い家具や調度品に囲まれ、落ち着いた生活を可能にした。広い脱衣室とトイレが一体化になった浴室で、介護するスタッフの負担軽減と入居者の安全で快適な入浴を実現。水回りや廊下、居室の壁に手すりを設置。階段には1995年にグッド・デザイン賞を受賞した継ぎ目や切れ目がないM-Wood製の連続手すりを使用し、入居者をスムーズに誘導。大人3人でも一度に使用でき、車いすなら介助者も同乗できる住宅用エレベーターも設置した。
1ユニット(9名)平屋タイプ4プランと、2ユニット(18名)2階建てタイプ4プランの8プランを設定。年間販売目標50棟としている。
プラン 1F

プラン 2F

外観

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