「第23回大分国際車いすマラソン大会」が、11月16日(日)、大分県庁前をスタート、大分市営陸上競技場をフィニッシュとする財団法人日本陸上競技連盟の公認コースにおいて開催される。大会事務局では、現在、大会出場者を募集している。
同大会は1981年の「国際障害者年」を契機に始められ、23回目を迎える。世界各国・地域から多くの車いすランナーが参加。第1回大会から昨年までの参加者が73か国・地域から延べ7,094名におよび、世界の一流ランナーが集まる世界最大規模の車いすマラソン大会となっている。
また、国際ストーク・マンデビル車いすスポーツ連盟の公認大会で、世界で初めての車いす単独の国際マラソン大会としてスタートし、国内はもとより、海外でも関係者の注目と関心が高く、選手にとってはこの大会で好記録を出すことが誇りともなっている。
昨年(22回)の大会では、大会10連覇を狙うハインツ・フライ選手(スイス)と、2002年のボストンマラソン、ロサンゼルスマラソンで優勝し、本大会2度目の出場となるエレンスト・ヴァン・ダイク選手(南アフリカ)、2002年のパリマラソンで優勝したジョエル・ジャノ選手(フランス)、地元大分の廣道純選手(大分県)、花岡伸和選手(大分県)の対決に注目が集まったが、世界最高記録保持者のフライ選手が25キロ付近から独走し、見事大会10連覇通算12度目の優勝(1時間25分46秒)を飾った。国内選手では廣道純選手が3位入賞(1時間30分20秒)、花岡伸和選手が5位に入賞(1時間31分59秒)した。女子では、土田和歌子選手(東京都)が21回大会に続いて2度目の優勝(1時間44分39秒)を果たした。
競技は、フルマラソン(42.195km)、ハーフマラソン(21.0975km)の2種目で、すべて車いすのランナーによって競われる。表彰は男女別に行われ、「総合」と障害の程度による「クラス別」がある。
同大会は、社会福祉法人「太陽の家」前理事長・中村裕(ゆたか)博士(故人)の提唱によって1981年に始められた。その目的は日本国内および外国の身体障害者が車いすマラソンを通じて、お互いの理解を深めるとともに、身体的・精神的な更生を図り、希望と勇気をもって社会に参加する意欲を喚起するというもの。
最近では、社会的にも“車いすスポーツ“への関心が非常に高まってきているが、同大会は、第1回以来、この競技としての“車いすスポーツ“を推進する先導役を果たしてきた。数々の好記録やドラマを生み出した本大会の歴史は、“車いすスポーツ“の歴史でもある。
関連リンク
|