日立製作所ユビキタスプラットフォームグループは、シニア層やパソコン初心者、また、キーボード操作は困難でもマウスを使える人が、より簡単にパソコンを操作できる支援ソフト「心友」を発売した。価格は9,800円。
高齢者の中には、キーボード操作が苦手な人や、あるいは加齢による視覚の衰えや手指がうまく動かないなどが原因で、マウスは使えるがキーボードは使えないという人々が多い。
パソコン操作支援ソフト「心友」は、キーボード操作の苦手な高齢者の人々をはじめとして、パソコン操作に不慣れな初心者の人も、パソコンを使ったコミュニケーションをより簡単に楽しむことができるように、ALS(Amyotrophic
Lateral Sclerosis:筋萎縮性側索硬化症)患者向け意志伝達装置「伝の心」で培ったノウハウを活用している。
マウスによるウィンドウズのアプリケーションの操作性向上を図り、オンスクリーンキーボードを使った文字入力や任意の箇所で画面を拡大できる「ズームアップ」などのパソコン操作支援機能や、文字表示が大きい専用アプリケーションを搭載しており、今回発売するリニューアル版では、ポインティングした箇所(文字やメニュー、リストビューに表示した項目名称)の表示色を変えることにより、文字入力やポインティングの操作性を向上するとともに、利用ニーズの高い日記作成機能を追加した。
「マウス吸着」機能では、マウスポインタをアイコンやボタンに一定距離まで近づけると、自動的にポインタがアイコンに吸着するため、手先の細かな動作が苦手な人も任意の箇所をクリックしやすくなる。
「ホームページの音声読み上げ」機能では、視力の弱い人が利用しやすいよう、ホームページ上の文字や、ホームページの閲覧ソフトのメニューを音声で読み上げることができる。
表示文字の大きい専用アプリケーションとして搭載した「文書作成」機能は、テキスト形式の文書作成と印刷、文書保存ができる機能。文字入力は、画面に表示した文字盤をマウスでクリックして行う。入力の手間を省くために定型句入力をサポートした。なお、文字盤は「メール」「日記」でも使用でき、定型句は「日記」にも使用できる機能。
また、メールの画面は、アイコンや題名、本文などの文字表示が大きいことが特徴。特に、アイコンは必要最小限の機能しか表示しないため、迷うことなく簡単に操作できる。たとえば、メール開封画面の場合は、「次画面」や「添付」など7つのアイコンだけを表示している。
そのほか、「日記作成」機能では、「年月日」が自動入力されるため、正確に登録できる。また、結婚記念日などのイベントの日付や名前といったキーワードにより、過去の日記も瞬時に検索できる。
「心友」

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