ベネトンジャパン株式会社とデンマーク補聴器メーカーの日本法人ワイデックス株式会社はライセンス契約を締結し、ベネトン/ワイデックス共同ブランドのカラー補聴器「Bravo(ブラボー)」シリーズを発売した。
補聴器のような医療器具分野で、世界的なファッションブランドと本格的な共同ブランド提携するのは、世界でも初の試み。従来の「目立たない補聴器から、親しみやすく、ファッショナブルな目立つ補聴器」をコンセプトに、子供から老人まで幅広い層への補聴器の普及を目指す。
製品は、耳かけ形のフルデジタル補聴器。同社の主力商品である「Bravo(ブラボー)」シリーズの5機種(機能は既存品)で、色はスケルトンタイプ(透明型)の赤(レッド)、黄(イエロー)、緑(グリーン)、青(ブルー)、紫(パープル)、白(ホワイト)、スモークの合計7色をセレクトした。販売は、全国のワイデックス直営店、補聴器専門店、眼鏡店、百貨店など同社の特約店で展開する。
カラー補聴器は、すでに1994〜5年頃より、同社をはじめ世界の補聴器メーカーが販売を行ってきたが、顧客は依然として目立たない「色」や「形(小型化)」の補聴器を求める傾向が強く、積極的な販売を行ってこなかったのが現実。このため同社では、こうした補聴器に対するネガティブなイメージを払拭し、コミュニケーションを深め、快適な暮らしを実現してもらうためには、補聴器に対するイメージの革新が必要であると考えてきた。
従来のカラー補聴器をさらにイメージアップし、「よりポジティブに補聴器を身に付けてもらいたい」との願いから、補聴器に対する意識改革を目的に、世界的な著名ブランドであるベネトンと、共同ブランド(共同ブランド)契約し、積極的に販売することにした。また最近では若年層を中心に、カラー補聴器に対する関心や心理的なバリアフリー意識が高まってきていることも、ワイデックス/ベネトンの共同ブランドの提携を推し進める原因の一つとなった。
現在国内では、約630万人(人口の約5%)の難聴者の人がいると推定されているが、補聴器の利用者は約160万台にとどまっている。日本での補聴器の普及率は約25%程度と推定され、欧米(米国60%程度)などに比べ、圧倒的に低い現状。2002年度の補聴器の出荷台数は約42万台で、ここ数年横ばいの状態が続いている。これらの差は、欧米では補聴器の購入が全額補助で受けられるなどの制度がある国があることや、欧米人は会話を楽しむ伝統があり、日本人は会話ベタといわれるなどの国民性、米国では片耳だけでなく両耳使用が多いことなどが関係していると思われる。
同社では、今回の共同ブランドの提携により、補聴器全般に対する認知の向上を図るとともに、同社の戦略的商品と位置付け、積極的な販売活動を展開する。売上目標は、2006年12月までの期間で、3億円に設定した。
「Bravo(ブラボー)」シリーズ




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