ふくしチャンネル
ふくしチャンネルは、福祉や介護に関する情報発信・相互交流を目的とした総合サイトです。 http://www.fukushi.com/
HOMEHP検索ニュース検索看護と介護の求人案内サイトマップ


最新一週間
ニュース検索
 
▲ 過去1ヶ月の最新
ニュースを検索できます



目の不自由な人に“音で読む“メールマガジンを発行

−ライオン、「ライオン製品&生活情報“音メール“」−

2003/11/28(Fri.)

大人の青汁
 ライオン株式会社利用者相談室は、視覚に障害を持つ人を対象に、手持ちの音声ソフト等で読みとりやすく、暮らしに役立つメールマガジン「ライオン製品情報“音メール“」「ライオン生活情報“音メール“」を、それぞれ年2回、計4回発行する。同社の利用者相談室に電子メールや電話で依頼されれば無料で届ける。

 洗剤や歯磨き剤など日用品の新製品購入の理由として「テレビCMを見て」をあげる利用者は少なくないが、視覚に障害を持つ人は「テレビCMを聞くだけでは何の用途の商品なのかわかりにくい」「新製品というと、何となく不安」等の理由から「新製品は購入しにくい」と感じていることがわかった。そこで同社では、視覚障害の人を対象に、同社の家庭用品や薬品を購入する際に役立つ「ライオン製品情報」を1991年から年2回、12年間に渡り発行してきた。すでに約1000人の人に定期的に無料配布しているほか、要望があれば盲学校やリハビリテーション施設にも配布している。

 発行当初は「点字版」のみの発行だが、弱視の人や、点字が読めない人にも利用してもらおうと1992年からは「点字版」に加え、大きな字の「大活字版」、音声録音した「音声テープ版」「CD版」、コンピュータで利用できる「フロッピーディスク版」の計5種類を発行していた。

 障害者手帳を取得している視覚障害の人は、全国で約30万1000人(2001年厚生労働省調査)だが、点字が読める人は約10%と言われている。いっぽう、近年のインターネット等の急激な普及に伴い、パソコンでインターネットを活用している視覚障害の人は、約30%にも達している。

 インターネット上の各ホームページは多様化しているが、画面構成は複雑化しており、画面上の文字を音に変換して音声で聞いている視覚障害の人にとっては、かえって内容が把握しにくいサイトも増えている。

 そこで視覚障害の人が手持ちの音声ソフト等で読みとりやすく、暮らしの役に立つ製品・生活情報をメールマガジン「ライオン製品&生活情報“音メール“」として発行する。なお、制作にあたっては、視覚に障害を持つ同社利用者相談室の社員が中心になり、目に不自由な人の「暮らしに役立つ情報」を目指した。

 「ライオン製品情報“音メ-ル“」は、同社の家庭品および、薬品の新製品情報を収載し、年2回発行する。一度送付した人には希望があれば継続して新製品情報を届ける。製品が何であるかを直接的に表現するとともに、視覚に障害を持つ人の要望にこたえて、「商品の使い方」「ご使用時の注意点」や店頭で商品を選択する際に役立つ「商品の色や形」を収載した。

 「ライオン生活情報“音メ-ル“」は、同社商品に関連した「掃除や洗濯方法」や「歯のお手入れ」などの生活情報を年2回届ける。第1号のテーマは「上手な大掃除のポイント」。今回の主な内容は、年末に掃除をしてもらいたい場所である、窓(含む網戸・サッシ)、カーテン、レンジ・換気扇、パソコンなど場所別に掃除方法を紹介。特に、目が不自由な人が汚れに気づきにくい場所である「網戸」や「レースのカーテン」などの手入れ方法を提案している。また、汚れの落ち具合を確認する方法として、例えば「レンジ台の油汚れ」の程度は、手で触った時の「感触」を目安にしてもらうことを提案。また「窓ガラス」の掃除では拭きムラを防ぐために「から拭き」をすすめている。

 「ライオン生活情報“音メ-ル“」のシステム上の特長は、テキストデータなので、読者の読み易い形式に変更が可能で、手持ちの音声ソフト等を使って聞くことができること。文字を大きくしたり画面表示を白黒反転してみることができること。点字ディスプレイを使って点字で読むことができること。パソコン以外の、音声読み上げ機能付き携帯電話や携帯情報端末(PDA)でも閲覧できること。メールソフトの「文字列検索」や「あいまい検索」を使って目的の情報を効率よく閲覧できること。点字書籍のようにかさばらず、保管場所を気にする必要がないので、バックナンバーの保管に便利なこと−−など。

 同社では、視覚障害の人々にとって、インターネットはコミュニケーションの重要な手段の一つであることから、今後は、このサービスをきっかけに、視覚障害の人と双方向による新たなネットワークの構築を目指す。また、同ネットワークにより視覚障害の人々から同社製品へ意見等をもらい、バリアフリー的視点を商品開発に生かしていく方針。


ライオン製品&生活情報“音メール“
写真:ライオン製品&生活情報“音メール“


利用イメージ
写真:利用イメージ


ライオン株式会社概要
  • WEBSITE:Lion Corporation
  • 所在地:東京都墨田区本所1-3-7
  • TEL:03-3621-6211

関連記事

2005/12/21
視覚に障害を持つ人も読むことができる「ライオン製品情報SPコード付大活字版」を発行−ライオン、「大きな活字」と「音声コード」を採用−

2003/11/28
目の不自由な人に“音で読む“メールマガジンを発行−ライオン、「ライオン製品&生活情報“音メール“」−


バリアフリー教育・放送関連記事

2008/05/16
タッチパネルの機能を持った触覚ディスプレイを開発−NHK、「インタラクティブ触覚ディスプレイ」−

2008/03/05
Web上で学習できる「はじめての人の手話講座」のストリーミングを開始−NECシステムテクノロジー、映像配信システム「StreamGallery」の活用事例として−

2007/06/12
パソコン上でDVDに「聴覚障がい者用字幕」を表示するサービスを本格化−キュー・テック、「web-shake」−

2005/12/09
聴覚障害者向け緊急災害放送でIPテレビ電話を活用−ギンガネット、“聴覚障害者向け緊急災害放送の生中継”の実証実験を実施−

2005/06/16
障害福祉や学校教育を柱とした事業構築で連携−マイクロソフトと宮城県、「宮城UPプログラム」−

2004/10/15
名古屋駅ビルに聴覚障害者向けパソコンスクールを開校−かがやきパソコンスクール、現地説明会も実施−

2004/07/29
子供向け交通バリアフリー学習教材を作成−国土交通省、「みんなで考える交通バリアフリー」−

2003/11/28
目の不自由な人に“音で読む“メールマガジンを発行−ライオン、「ライオン製品&生活情報“音メール“」−

2003/06/24
聴覚障害者向けパソコンスキルアップ通信講座を開講−かがやきパソコンスクール、10%割引のオープニングサービスも実施−

2003/05/23
「音のボランティア」に新しい朗読CDを追加−早耳ネットのハヤミミCDストア、「蜘蛛の糸/酒虫(しゅちゅう)」−

2003/04/22
「がん」と「介護」の情報番組をインターネット配信−AII、医療福祉総合研究所、「医療福祉チャンネル774」−

2003/03/24
日本手話を使った旬の情報をリアルタイムでインターネット配信−エー・アイ・アイ、「DeafTV-Japan」−

2002/12/25
在宅重度障害者へのIT教育を最新技術で実施−日本IBMと東京コロニー、「在宅重度障害者向けIT教育支援」−

2002/12/12
花王社員がボランティアでCD-ROMを製作、全国の盲学校へ配布−花王、「からだのノート〜子どもからおとなへ」−

2002/09/27
難聴者・聴覚障害者に優しいパソコンスクールが開校−かがやきパソコンスクール、情報保障によるバリアフリーの実現を目指して−

2002/06/21
視覚障害者などに向け、長編文芸朗読をメールマガジンで無料配信−アイ文庫、「AudioBook」第一弾は夏目漱石作「坊っちゃん」−

2002/06/10
高音質の朗読CDを低価格で販売−早耳ネット、ボランティア活動の一環として−

2002/03/28
相手の声をクリアーな音声に変換する「聴取補助システム」を開発−日本ビクター、クリアーで聞き取りやすい音声コミュニケーションを実現−

2001/07/03
視聴覚障害者向け放送が増加−総務省調査「視聴覚障害者向け放送の現状」−

2001/03/06
障害者向けブロードバンドコンテンツ−総務省の実証実験がネットで開始−




HOME広告掲載プレスリリース各種登録方法リンクの貼り方個人情報保護方針お問合せ このページの上部へ
「ふくしチャンネル」−福祉と介護の総合サイト−
copyright(C)1998-2011 株式会社 ウイッツジャパン
掲載の記事・写真・イラスト等、すべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。