キヤノン販売株式会社は、トヨタテクノクラフト株式会社、東芝メディカルシステムズ株式会社、株式会社大林製作所の3社と共同で、身体障害者に対応するX線デジタルカメラを搭載した検診車を、財団法人結核予防会の支部組織である財団法人鹿児島県民総合保健センターと財団法人熊本県成人病予防協会成人病健診センターに納入する。X線デジタルカメラを搭載した身障者対応検診車の導入は日本初となる。
各社の役割については、キヤノン販売が、身障者に対応したX線デジタル検診車導入の企画立案と各社の統括を、トヨタテクノクラフトが車両の開発・設計・製作を、東芝メディカルシステムズがX線発生装置の組み込みを、大林製作所が、X線デジタルカメラとX線管球を支持するユニバーサルスタンドの開発・設計・製作を行った。
従来、身障者対応検診車には立位・臥位・座位撮影に対応したX線カメラを別々に用意する必要があったため、車体を大きくしなければならず、さらに検診車1台へ組み込むのにかかる費用が高額になるという問題があった。そこでキヤノン販売はX線デジタルカメラ「CXDI-40G」を、撮影部が自由に回転するユニバーサルスタンドに搭載。これにより、ひとつのカメラで立位・臥位・座位撮影の3役をこなすことができるようになり、導入にかかる費用の削減や検診車の小型化を実現した。
また、今までは撮影したフィルムを持ち帰って現像するまで画像の確認が不可能だが、キヤノンのX線デジタルカメラ「CXDIシリーズ」は、撮影画像を約3秒でオペレーションパネルに表示できるので、再撮影が必要な場合でも迅速に対応することができる。また、X線フィルムやプレートの交換作業が不要なため、高度な技術を必要とする身障者胸部検診でも、被検者に負担をかけることなく撮影することができる。
この即時性と利便性によって、通常の胸部検診だけでなく、大病院のない遠隔地域や災害時での緊急対応車としての活躍が期待されている。これからもキヤノン販売では、医療現場の様々な要望に応えるソリューションを提案していく方針。
身障者対応検診車の外観

今回導入した撮影システム

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