厚生労働省は、障害者の生活状況に関する調査結果の概要を公表した。内容は、障害者の生活実態を、障害年金の受給状況(無・有)を含め、就労、経済状況、生活上の不安などを調査したもの。
身体障害者
同居の状況について、同居していない(ひとり暮らし)の率は、年金無21.8%、年金有17.3%と、どちらもおおむね20%で、配偶者と同居している率が低い(無20.3%、有38.8%)ほか、親と同居している率がやや高い(無46.6%、有40.2%)。
本人が生計中心者である場合の就労の状況について、自営業者である率が低い(無11.3%、有21.2%)ほか、働いていない人の率が高い(無32.3%、有20.7%)。
所得について、比較的低い所得階層に年収が分布している。ただし、障害年金を受給していない人の中に生計中心者である常用雇用の人も50%弱いることなどから、年収300万円を超える人も20%程度(無20.3%、有29.7%)いる。
経済維持の方法について、家族などのサポートにより維持している人がやや多い(無60.9%、有53.1%)ほか、生活保護を受給している人が多い(無8.6%、有2.8%)。
家族などのサポートにより経済を維持している人がその家族がいなくなった場合の経済基盤について、自分の貯蓄や年金と答えた人がかなり少ない(無31.9%、有70.6%)ほか、生活保護を受けると答えた人がかなり多い(無27.7%、有10.1%)。
年金を受給していない人については、任意加入だった学生等や未納・未加入の人が50%強いたほか、受給していない理由について年金の障害等級に該当しなかった人が35%いた。
必要な情報については、総じて年金を受給していない人の人が低くなっているが、「年金」(無46.2%、有40.1%)および「就職」(無37.9%、有32.5%)の項目については高くなっている。
不安や悩みについても、総じて年金を受給していない人の人が低くなっているが、「働く場がないこと」(無33.3%、有25.7%)、「家計が苦しい」(無37.6%、有22.4%)および「年金」(無42.7%、有15.9%)の項目については高くなっている。
精神障害者
同居の状況について、家族と同居している率は、年金無75.5%、年金有71.2%で、ひとり暮らししている率(無18.7%、有20.6%)と大差はない。
就労の状況について、仕事をしていない人の率は大差ない(無77.4%、有82.8%)が、ふつうの会社で仕事をしている率は高い(無14.9%、有5.8%)。
所得について、比較的低い所得階層に月収が分布している。ただし、月収20万円を超える人の割合は高い(無11.4%、有2.3%)。
定期的な収入について、勤め先の給料のある人の率が高い(無14.4%、有7.6%)が、生活保護を受けている人の率もやや高い(無17.3%、有12.6%)ほか、定期的な収入がない人の率も高い(無27.1%、有1.3%)。
年金を受給していない人については、その理由について無回答の人が多かったほか、「知らなかった」、「よく理由はわからない」「対象疾病でない」などが多く、任意加入だった学生等や未納・未加入の人は回答者のうち10%強にとどまっている。
不安や悩みについては、総じて年金を受給していない人の人が低くなっている。
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