東京都と社会福祉法人東京都社会福祉協議会、社会福祉法人東京都共同募金会、財団法人東京善意銀行は、社会福祉分野で優れた活動を行った人を表彰する「第52回東京都社会福祉大会」開催を開催する。
先駆的な福祉事業に取組んだ人や福祉の現場で地道に汗を流して仕事をしてきた人、ボランティア活動や福祉のまちづくりの推進に功績のあった人など合わせて33個人・団体の人が東京都から表彰される。今年度からは、これまでの福祉施設関係者やボランティア団体等に加え、新たに福祉改革を実現するための取組みを行っている人に知事感謝状を贈呈することとした。また、福祉のまちづくりの推進について功績があった人に対しても、今年度から同大会で知事感謝状を贈呈する。参加者は約500名。
知事感謝状受賞者は18名10団体に贈呈。受賞者代表は、障害者の就労支援に尽力した「スワンベーカリー十条店」代表者の小島靖子氏。これまで障害者の人々が作業所などでのいわゆる「福祉的就労」という言葉で言われているような月平均1万円に満たない現状から脱出し、自立できる水準まで引き上げようと懸命に努力し成功した。
福祉のまちづくり功労者に対する知事感謝状は1名4団体に贈呈。受賞者代表は、豊島区立朋有小学校で、6年生の代表が感謝状を受け取る。2002年度に、当時の5年生が総合学習として、区内の施設や道路のバリアフリーの状況について調査を行い、その結果を区長に報告して改善を願い出るなどの活動を行った。そのほかの受賞者は、タクシーを障害者などが利用できるようバリアフリー化にいち早く取組み、その普及に努めている宮園自動車株式会社社長の川村巖氏など。
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