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2003年をだぁっとみましょ

−今年はどんなニュースがあった?ふくチャンNewsを総括−

2003/12/26(Fri.)

 ふくしチャンネルのNewsは1999年スタート。この特集は今年で4回目を迎えます。皆様のアクセスのおかげです。ありがとうございます。ふくチャンNewsの1年のニュースを振り返る恒例特別企画。今年の478本のニュースのなかから、各月3本づつ厳選のニュースをだぁっと36本ピックしてます。

 みなさんどんな年でしたか?振り返ればなぜかイイことしか思い浮かばない…なんてことないですか?失敗とアンラッキーは忘れちゃって良い年であった…としちゃうこと、来年も良い年になることを祈ってます。今年もふくしチャンネルをご利用いただきありがとうございました。来年もヨロシクおねがいします。お正月、楽しく過ごしてくださいね。来年また元気にお会いしましょう!

皆が互いを思いやれる平和を願って
Love & Peace! 神宮司 浩聡



1月

■2002年の人口動態年間推計、出生率低く死亡率は増加傾向
出生数は減少、死亡数は増加、婚姻件数は減少、離婚件数は増加…と少子高齢化を象徴する推計です。

■長期使用に備える個人購入向け「生活支援ベッド」を発売
ベッド柵(サイドレール)とベッド床(ボトム)が同調して可動する構造を業界で初めて採用。安全面に大きな配慮をしてあり、レンタルが主流の介護ベッドにおいて個人購入に焦点をあてた製品です。

■高齢者等の通行妨害となる放置自転車の実態、台数は2年前より4%減
通行妨害となる放置自転車。減少傾向ではありますが、まだまだ少ない率です。といっても、街の整備や人々の意識が変わらなきゃなくならない問題。時間がかかりますよね。



2月

■シニア用マンションの建設参加者を募集
シニア用マンションを“終の住処”として、入居を希望する人々が施主になって建設するというプロジェクト。ユニークな方式です。

■視覚障害者の就労を支援するソフト「JAWS」のWindowsXP対応版を発売
視覚障害者が行う事務や営業業務、利用者相談窓口業務などをアシストしてくれる統合ソフトウェア。多くのバージョンアップを重ねてます。

■ノンステップバス導入に伴い、身体障害者や高齢者等の外出増
国土交通省の調査。ノンステップバス導入の効果として、身体障害者や高齢者、ベビーカー利用者等の、自由な外出機会の増加、消費活動の活発化、障害者の意識の変化、乗降時の安全性の向上、家族や介助者の負担の軽減等が見られたというものです。やはりバリアフリーは皆に優しいんですね。



3月

■「年金には期待していない」、主婦600人のアンケート結果
本当に皆さん期待してないんですよね。ここまで不安・不信感を持たれてしまった年金制度ですが、先進国で全員加入の医療・年金保険を持つのは日本だけ。不正だ〜天下りだ〜変な資金運用だ〜って無駄な出費を抑えて健全体質になってもらってなんとか維持して欲しいものです。

■全国の社会福祉施設の総数は79,140施設、前年比4.3%増
介護サービス事業は難しいと言われながらも、民間企業などが運営する施設等、増加傾向にあります。「施設数自体は足りない、でも、運営は難しい」そんなバランスが見える調査です。

■徘徊高齢者の位置検索サービスを拡大
徘徊高齢者の方の事故はつきません。少しでもこうした予防・緊急時対策をとって事故が減ると良いですね。この手のサービスは意外とコストは安いものです。関係決裁者の方々には是非導入を検討してもらいたいところです。



4月

■ワゴンRの福祉車両「車いす送迎車」を一部改良、値下げ
今年もスズキは多くの福祉車両をリリースしました。こうしたマイナーチェンジもどんどん行っていってます。

■雇用慣行や医療保険などの社会制度に賛成「44.7%」
賛成が約半数。僕の感覚では意外と高い数字だなぁと。都市規模別に意見が違うところなど、ユニークな調査です。

■寝たきりから長期の介護まで保障する介護保障特約を発売
今年は民間企業の保険のなかでも介護保険に関するもの、介護特約をつけるものが目立ちました。若い人にも介護の意識が広がり始めたことを察知した企業の動きが見える事象でもありますね。



5月

■要介護認定者数は298万人、要支援・要介護1が増加
要支援・要介護1が増加しているというのは、他の調査でも良く見かけますが、保険者数自体が伸びている背景もあります。

■簡易型緊急通報装置とワイヤレス通報装置を発売
家庭内での高齢者の事故は非常に多いですが、その対策を行っている家庭は少ないのではないでしょうか。家に手すりを付けるように導入して欲しい機器のひとつだと思います。手すりが必要であれば、転倒・骨折の危険があるということですし、単身高齢者世帯には得に必要なのではないでしょうか。

■使用済み成人用紙おむつの「全量リサイクルシステム」を事業化
なんといっても全量リサイクルというのが素晴らしいですよね。介護・福祉という社会貢献度の高い業界にも、環境にも優しいシステムです。



6月

■「高齢者世帯」は全世帯の15.6%、718万2千世帯
4世帯に1世帯は高齢者世帯。その増加は著しく、1975年と比較すると「総数」が約1.4倍であるのに対し、「高齢者世帯」は約6.6倍にもなっています。

■「ホームヘルパーに介護を頼みたい」6.6%増加
前回最も高かった「子供」が18.6%減少し、「子供の配偶者」も12.9%減少。いっぽうで、「ホームヘルパー」は6.6%増加と、ヘルパーへの利用者の期待は大きいことがわかります。

■障害者の自立を支援する会社を設立、炭焼きから販売までを一貫して行う事業を展開
ヤマト運輸のスワン関連事業。経済的な完全な自立を実現するその事業手法は注目です。



7月

■マーチに手動運転補助装置を装着し発売
今年の日産も多くの福祉車両を発表。関連会社のオーテックが特装をおこなう形式で、殆どの車種に福祉車両を設定してます。

■平均寿命、男性は78.32歳、女性は85.23歳
女性の平均寿命が初めて85年を超え、前年と比較して男は0.25年、女は0.30年上回ってます。しかし、平均寿命の延びを死因別に分析すると、男性について自殺が寿命を減少させる方向に働いていることが、不況を象徴した事象であることと悲しさを覚えます。

■視覚障害者の人にとっての「ホームページの読みやすさ」を診断するソフトウェアを無償提供開始
こうした、ホームページアナライズソフトやサービスが今年は多く見かけられました。アクセシビリティが高いWEBこそバリアフリーを意識しなくてはいけないのですよね。



8月

■高齢者の一人暮らし、50%が介護状態になることへの不安を持つ
不安事項として「健康がすぐれなかったり病気がちである」54.4%、「家事が大変である」22.9%、「生活のための収入がたりない」21.3%、「外出時の転倒や事故」17.8%、「頼れる人がいなく一人きりである」16.8%、「寝たきりや身体が不自由であり介護を必要としている」9.4%、「子供や孫のこと」5.4%等があがっていますが、「今後だれかと一緒に暮らしたいと考えるか」の問いには、「今のまま一人暮らしでよい」が71.0%、「子供」が20.2%という複雑な心境が見て取れます。

■JR全線のグリーン車が乗り降り自由のパスを熟年夫婦向けに発売
こういったサービスにとどまらず、アクティブシニア向けのサービスの台頭が多くみられる年でした。高齢者の9割はお元気ですから、どんどん利用して戴きたいですね。

■ユニバーサルデザインのノン・レールサッシ「サンウォーク」を発売
居住スペースとバルコニーがフラットになる。写真を見てもらうとその開放感、自由さがわかります。



9月

■携帯電話の障害者向け割引サービスを開始
こちらはJ-Phone(現Vodafone)の記事ですが、障害者向け割引を導入・実施が11月までに全キャリアで揃ったのも今年の特徴です。

■介助者の腰痛を軽減させる簡易移乗介助具を発売
介助者の腰痛は大きな問題です。こうしたヘルプ機器も多くリリースされていますが、導入には実作業のスピードとコストの問題などがあり、簡単に導入できないところも多くあります。しかし、介助者の方々が腰痛でバテてしまっては本末転倒です。決裁者の方々にはぜひ導入を考えていただきたい機器ですね。

■全国の社会福祉施設等の数、在所者、従事者の状況等を調査
前年に比べ増加した施設は、「老人福祉施設」2,382施設(7.7%)、「知的障害者援護施設」286施設(8.5%)、「精神障害者社会復帰施設」225施設(26.3%)。常勤換算した従事者数は665,723人で、「老人福祉施設」では介護職員(寮母)15,499人(27.0%)、「身体障害者更生援護施設」では介護職員(寮母)14,100人(38.8%)、「保育所」では保育士284,634人(74.5%)でした。



10月

■悪徳商法被害に遭った障害者・痴呆性高齢者の相談が5年間で2.6倍
この手の記事は毎年ありますが、本当に腹立たしい限りです。防止策は被害者側の自己防衛能力に頼るところが大きい問題ですが、被害者に知識がないことや痴呆などの場合はその防衛能力も失われています。いっぽう、仕掛ける側はあらゆる知識と強引さを備えており、悲しい問題です。少しでも知識を持つ人間が近所の方などに教えていきたいものです。

■介護保険施設事業者向け融資プログラムが利用可能な複合型介護保険施設を発売
施設をつくりたい!という事業者の誰もが悩む資金面をもバックアップしてしまう施設(建物)商品です。

■2025年の65歳以上世帯数は全体の3世帯に1世帯に
現在、4世帯に1世帯の高齢者世帯。20年後には3世帯に1世帯となるという推計。しかも、一般人口をみると2005年に1億2,555万人でピークを迎え、2025年には1億1,764万人と減少するとされています。働き手が少なく、高齢者が多い時代になることは間違いないようです。



11月

■音声読み上げガイド機能を強化した身体障害者向け意志伝達装置を発売
1999年より開発・発売を続けるソフトウェアのシリーズがバージョンアップ。練り込まれまくってます。

■これまでの2倍の走行距離を実現した簡易電動車いすを発売
アイシン精機の「TAO-LightII(タオライトツー)」は、機能美と扱いやすさを追求した車いす。今年リリースされた、ジョンソン・エンド・ジョンソンの「INDEPENDENCE iGLIDE マニュアルアシスト車いす」も、秀逸なデザインを採用しており、車いすがどんどん美しくなってます。

■IT活用支援を通して、高齢者・障害者の自立支援・人材育成などを推進
マイクロソフトが行う、世界の38の国や地域において82の団体とともに実施されているIT活用支援プログラム。今後5年間継続して行われます。



12月

■2002年度の介護扶助人員数は前年度比25.5%増
2002年度の1か月平均の介護扶助人員は、105,964人で前年度に比べ21,501人(前年度比25.5%)増加。うちわけは、介護老人福祉施設が41.5%、介護老人保健施設が20.4%、介護療養型医療施設が17.0%、居宅介護が25.3%となっています。

■国民健康保険財政、保険料収納率は90.39%で前年比0.48%の低下
厚生労働省の調査。国民の不安感と不況の世を象徴するかのような収納率低下が明らかになっています。現在、収納率が最低の東京都でも強化対策がとられています。

■介護サービスの年間実受給者数は335万人
2002年5月審査分から2003年4月審査分の1年間における介護サービス受給者数の年間累計は約3179万人。2002年4月から2003年3月の各サービス提供月において、1度でも介護サービスを受給した実受給者数は約335万人。2002年5月審査分受給者総数のうち、2002年4月から2003年3月の各サービス提供月について1年間継続して介護サービスを受給した年間継続受給者は約177万人でした。


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