人材派遣会社のマンパワー・ジャパン株式会社は、社会貢献活動の一つとして、障害者の雇用支援プログラムに着手した。最初の取り組みとして、日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)の障害者就労支援組織「シードセンター」に対し、同社が独自に開発したパソコン研修用ソフト「スキルウエア」を無償で提供し、障害者が社会で活躍できるよう支援を行なった。
日本HPの「シードセンター」は、障害を持った人へ実務に役立つPC技術の習得の機会・環境を提供し、社会進出を支援することを目的に2001年に設立された。ここでは障害を持った人が同社の嘱託社員として給与を受け、業務をこなすとともに、担当業務および仕事に就く上で必要な能力や意識を磨いている。雇用期間は1〜2年間。
シード(=SEED)は英語の「種」の意で、たくさんの栄養を吸収して、自分の意志と力で芽を出し、花をさかせようとする「シードたち」を支援したいという思いから命名された。2003年7月現在、9名の嘱託社員が所属し、パソコンスキルをはじめ、ビジネスマナー、コミュニケーション、WEB構築技術に関する研修を受けながら、研修で習得したことを、社内業務を通じて発揮し実践力をつけている。
同センターでは、日本HP内での業務機会の提供、担当業務および仕事に就く上で必要なスキルの習得支援、契約終了後の就職活動の支援、の3つに取り組んでいる。
「スキルウエア」は、マンパワーが独自に開発した、パソコンを使って自習できる派遣スタッフ研修用プログラム。マンパワー・ジャパンの登録スタッフであれば、各支店に設置されたパソコンやインターネットを介して、無料で利用できる。ワードやエクセルなど、主にOAスキルを高めるコースが数多くある。
同社では、今回のシードセンターへのサポートに引き続き、民間・公共を問わず協力会社や機関と協調し、スキルウエアの無償提供による障害者の雇用促進を図っていく方針。
支援の仕組み

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