キユーピー株式会社は、「やさしい献立」シリーズで、高齢者にとって重要な水分補給の補助食品としてユニバーサルデザインフード「とろみ飲料の素緑茶」を発売する。要介護施設などで多く使われているとろみ補助食品が、ほとんどが緑茶に使用されていることから、今回の商品はお湯や水に溶かせば、とろみのついた緑茶になる粉末の素とした。緑茶ポリフェノールも配合し、口腔衛生にも配慮している。
同社は、2003年春、粉末製品で緑茶・ほうじ茶・アイソトニック飲料の3品がアソートパックになっている「とろみ飲料の素」を発売。今回、この中から特に要望の高い「緑茶」を単品化し、ヘビーユーザー向けに大袋化して発売する。一杯当たり3.5gが目安で、同商品は300g入り2,000円。
新製品は、飲みこむ力が衰えて、むせやすく水分補給がうまくできない人に、適度なとろみで飲みやすくなるよう調整してあり、好みに応じて水、お湯に溶かすだけで簡単にとろみのついた緑茶になる。
口腔衛生に配慮して配合したポリフェノールは、目安使用量3.5g当たりポリフェノール84mg。2003年9月の摂食嚥下リハビリテーション学会において、口腔衛生への有用性などを発表している。
同社では、中高年から高齢者の食事への取り組みとして、昨年発売したアクティブシニア向け、付加価値のプラスされた「キユーピープラスユー」、糖尿病の人の低カロリー食品「ユニットカロリーグルメ」、咀嚼嚥下能力の低下した人向けのユニバーサルデザインフード「やさしい献立」の3シリーズを展開している。
とろみ飲料の素緑茶

ユニバーサルデザインフードは、同社を含む現在46社が加盟している日本介護食品協議会が規格基準を作成したもの。消費者がより分かりやすいように各社製品の基準を統一し、咀嚼嚥下(かむ力・飲みこむ力)に配慮し、「4区分」と「とろみ調整」という区分を設定。介護食品の統一名称を「ユニバーサルデザインフード」とし、ロゴマークも設定している。2003年12月以降、キユーピーもユニバーサルデザインフードマークのついた商品に順次切り替えている。
ユニバーサルデザインフードロゴマーク

同社では、1999年「やさしい献立」シリーズを家庭用介護食品としてはじめて発売し、これまで、やわらか表示4区分と嚥下補助食品、水分補給補助食品など、計46品の品ぞろえで展開していた。他にはない4区分すべての品ぞろえや、「あんかけ料理用あんシリーズ」などの商品構成で、「やさしい献立」シリーズは高い評価を得ている。
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