株式会社インフォ・クリエイツは、ウェブコンテンツのバリアフリーを確認し、管理する「ウェブ品質管理ソリューション」を発表すると共に、ウェブ品質を保証する技術者の「技術者認定制度」を策定、認定技術者を育成するパートナー企業の募集を開始した。
現在、ウェブサイトは情報を提供する必須のメディアに成長したが、W3CのWAIが定めるWCAG1.0の基本的な基準を満たしていないウェブコンテンツが、音声対応ブラウザー等を利用する高齢者や視覚障害者に大きな負担となっている。ホームページの品質を視覚で検査するのは非常に難しく、日々更新される情報量も多いため、品質を管理しながらの運用は大変な負担で、問題を改善できていない。
インフォ・クリエイツバリアフリー研究所が、2001年から2003年にかけて任意の18都道府県のホームページを独自に調査した結果では、ページは147%に増加、問題を含むページ数は161%増加と悪化している。発見された不具合件数は241%と、ページの増加以上に悪化している。不具合内容も単純な画像の代替テキストから、表示情報を変化させるスクリプトなどの新しい機能が使われ品質への対応が置き去りにされている姿が浮き彫りとなっている。
ウェブサイトの品質に関しては、財団法人日本規格協会の「情報技術分野共通およびソフトウェア製品のアクセシビリティ向上に関する標準化調査研究WG2委員会(ウェブ・アクセシビリティ指針作成部会)」にて、JIS(日本工業規格)として、ウェブコンテンツのアクセシビリティガイドライン策定が行われている。インフォ・クリエイツでも、日本国政府IT戦略会議のガイドラインが出された2000年よりウェブバリアフリー化の活動を開始、2001年度よりJIS策定メンバーとして参画してきた。
その経緯から、同社は品質管理の運用を具体的に支援する「ウェブバリアフリー品質保証プログラム」を開発するとともに、同プログラムを利用してウェブサイトの品質管理を支える技術者の育成を目指す。あわせて、この活動に賛同するパートナー企業・団体を募り、パートナーと協業して技術研修の内容を充実、日々進化するウェブ技術に対応した保証技術者を育成していく考え。
同社では、「今後は、他のハードウェア製品と同じ様に、ウェブコンテンツも品質保証書が付いて取引されることが一般的な商慣習となって、社会全体のウェブ品質が高まり、だれもが安心してインターネットを利用できるようになってほしい」としている。
|