日清オイリオグループ会社の日清サイエンス株式会社は、介護が必要な高齢者に、少量でたんぱく質とエネルギーを補給できる液状栄養補給食「プロキュアZ」を発売した。
介護が必要な高齢者の最大の栄養問題はたんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM)といわれている。低栄養状態が続くと日常生活のさまざまな動作が低下し、やがて寝たきり状態を招いたり、感染症やじょくそう褥瘡(床ずれ)なども誘発しやすくなる。
新製品「プロキュアZ」は、1本でたんぱく質とエネルギーを補給できる液状栄養補給食品で、従来の栄養補給食品に比べ「たんぱく質」「エネルギー」「鉄」「亜鉛」「ビタミンC」の成分に特化しており、特に「鉄」「亜鉛」「ビタミンC」については「褥瘡の予防・治療ガイドライン」で制定された1日必要の約50%を含有している。価格は155円。病院・高齢者施設ルート、通販ルートで販売し、販売目標は、2003年度中に、たんぱく質・エネルギー補給商品シリーズで売上1億円としている。
褥瘡患者、たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM)患者については、西暦2000年に65歳以上の人口が総人口の5分の1を占めるとともに「寝たきり状態」の高齢者が120万人に達し、2010年には170万人に達すると予測され、そのうちの10%〜20%に褥瘡が発症すると推定されるなど、今後、褥瘡患者の増加が予想されている。また、加齢にともなう口腔機能の低下や嚥下障害等で食欲不振に陥ることなどがPEMの原因となるが、最近の研究では病院・施設や在宅でケアを受ける高齢者の30%〜40%にPEMのリスク者が存在すると考えられている。
「プロキュアZ」(バナナ味)・(いちご味)

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