富士通株式会社は、視覚障害者や色弱者のアクセシビリティを高めるためのソフトウェアツール群として「Fujitsu
Accessibility Assistance(富士通アクセシビリティ・アシスタンス)」を同社のホームページ上にて公開し、無償ダウンロードにて提供を開始した。
同ツール群は、ホームページなどのデザイナーや、プレゼンテーション資料の作り手などのオフィスワーカーに向けたもので、文字や動画像の色合いが色弱者にどのように見えているかをシミュレーション表示するソフトウェア「Color
Doctor 1.0」、背景色と文字色の最適な組み合わせをリアルタイムに選択可能とするソフトウェア「Color
Selector 3.0」、ホームページの作り方が視覚障害者や色弱者の人にとっても読みやすくなっているかを診断するソフトウェア「Web
Inspector 3.0」の3つのソフトウェアから成る。
「Color Doctor(カラードクター)」は、色弱者にとっての色の見え方をシミュレーション表示することにより、健常者による目視確認を可能にするソフト。対象となるのは、ホームページに限らず、Power
Pointなどディスプレイに表示できるものすべてで、文字だけでなく、静止画像や動画をもリアルタイムにシミュレーション表示する。動画も含めてシミュレーション表示できる機能は業界初。
「Color Selector(カラーセレクター)」は、ホームページなどのデザインの際、背景色と文字色の組み合わせが白内障者や色弱者にとっても読みやすいかどうかを診断し、最適な組み合わせを表示する。この機能はホームページのデザインだけでなく、Power
Pointのスライド作成や様々な画面デザインにも有効。
「Web Inspector(ウェブインスペクター)」は、ホームページのアクセシビリティを視覚障害者や色弱者の視点も含めて診断する。Web
Inspector 2.0から機能強化を行い、診断対象を従来のHTMLのみでなくユーザの要望が高かったCSSにも拡大し、より精度の高い診断が可能になった。CSSの診断まで行えるのは現時点では当ソフトのみ。また、音声ブラウザが、正しく読み上げない可能性がある文字列のチェックも可能となり、より高度なアクセシビリティ診断が可能になった。
同社は、同ツール群を通じ、より一層のユニバーサルデザインの浸透を推進していく方針。同社はこれまで、「みんなが、IT社会に参加できること。」を目標に掲げ、ユニバーサルデザインの普及を推進しており、ホームページのアクセシビリティについては、「富士通ウェブ・アクセシビリティ指針」を策定するとともにその診断ツールである「Web
Inspector 2.0」を2003年7月より公開している。
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