フランスベッド株式会社は、看護者や介護者が離れている時の電動介護ベッド利用者の安全を確保するため、離床/着床、立ち上がり、サイドレールへの挟まりといった危険な状況をセンサーで自動的に検出する「危険予防装置付き電動介護ベッド」を開発、2004年5月から発売する。
現在、国内における高齢者人口の増加に伴い、病院や福祉施設での看護や介護はもちろん、在宅介護の必要性も増大している。しかし介護の現場では、被介護者を1日24時間にわたり完全にサポートするのは困難で、介護者が買い物などの外出時や睡眠時に、被介護者のベッドからの転落やサイドレールへの挟まり、さらには離床し徘徊しての事故などが起こるケースも少なくない。
今回同社が開発した「危険予防装置付き電動介護ベッド」は、このような事故を未然に予防することを目的に開発したもので、日常予測される危険な状況をセンサーで感知し自動的に検出する“危険予防装置“を搭載した電動介護ベッド。
センサーが感知し、照明や音声、自動通報などで知らせることにより、在宅においては介護者と電動介護ベッド利用者の双方が安心して生活できる環境を、病院や福祉施設などにおいては患者や入居者のリアルタイムでのサポート体制を提供する。
同製品に搭載している危険予防装置は、離床/着床検出、立ち上がり検出、挟まり検出、自動通報装置(オプション)などの機能を備える。また、危険予防装置は、コントロールパネルのボタン操作でオン/オフの切り替えができるため、看護者や介護者が離れる時のみ稼働させることもできる。
離床/着床検出は、松下電器産業株式会社の開発した“圧電ケーブルセンサ“の技術を基本に同社と共同開発。体の微小振動を感知するセンサーをマットレスに内蔵している。身体がマットレスから離れると自動的にセンサーが感知し離床を検出、ベッド利用者の安全を確保するために照明を点灯させる。照明は3分後に自動的に消灯するが、コントロールパネルのボタン操作により手動で消灯することもできる。
立ち上がり検出は、照明器の柱に設置した赤外線センサーで対応する。利用者がベッドの上に立ち上がると、安全を確保するために「危険です。ベッドの上に立ち上がらないで下さい。」という音声メッセージを流すとともに、照明を点灯させる。照明は3分後に自動的に消灯するが、コントロールパネルのボタン操作により手動で消灯することもできる。
挟まり検出は、マットレス上面の両側に設置したテープスイッチがセンサーになっており、背上げ時に感知した場合、床板とサイドレールの間に身体の一部が挟まれる危険があるため、背上げの“あがる“動作が自動的に“さがる“動作に反転する。
オプションの自動通報装置を設置した場合は、離床/着床および立ち上がりを検出した際に、装置を介して介護者が登録した固定電話機または携帯電話に即時にメッセージを送る。
同製品は、在宅介護用および病院・福祉施設用として展開していく方針。初年度販売目標は10億円。
危険予防装置付き電動介護ベッド

コントロールパネル

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