株式会社デポウは、入院・介護施設などで夜間などに、患者がベッドから転落した際、瞬時に電話子機や、ナースステーションに連絡できる「ベッド・サイドケアシステム」を開発した。
病院や高齢者向けの施設は、ベッド脇にナースコール用装置を置いているが、転落した人は、この装置を押すことができない上、夜間は、看護師や介護職員の数が減ることから、転落などの事故に迅速に対処できるシステムが求められてきた。
同社の「ベッド・サイドケアシステム」は、こうしたニーズに対応して開発されたもので、ベッドの両側などにセンサーを組み込んだマットを敷くとともに、部屋の天井中央部にカメラを設置。マットスイッチやカメラの働きで、ナースステーションの映像モニターと電話機(親機)、および看護師や介護職員などが持つPHS(子機)に転落をオンラインで知らせるシステム。
マット内部のセンサーは、入院患者や入居者が転落すると瞬時に作動して、カメラが転落した場所を写すように向きを変え、様子をモニターに映し出すとともに、特殊な信号処理・制御によって何号室のどのベッドの人が転落したのかを親機と子機の液晶画面に文字や数字で表示する。
この信号処理・制御ボックスのソフトウエアは、病院や介護施設で使用されている各メーカーの電話(ビジネスホン)システムに対応できるように設計してあるので、汎用性が高い点も特徴。
システムの販売についてはホリバアイテックと共同して進めていく計画で、7月14日から開催予定の東京ビックサイト「国際モダンホスピタルショー2004」への出展も予定している。
「ベッド・サイドケアシステム」の価格は5室(1室4ベッド)で600万円、同25室で2700万円(工事費別)などで、すでに昨年12月に第1号システムが「京都桃仁会病院」(京都市伏見区)に納入され、順調に稼働している。今後は、病院、介護施設への普及とともに、保健制度の適用も申請する方針。年間売上は1億円を予定している。
ベッド・サイドケアシステム

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