財団法人全国精神障害者家族会連合会(全家連)は、「精神障害者が使える福祉制度のてびき2004」を発行した。
全家連には、全国の家族や精神疾患の当事者から多くの相談が寄せられるが、相談のなかで、親亡き後の心配や不安を訴える人の割合が高いことが特徴的。親亡き後の心配の原因は「病気がよくなって、普通に暮らしていけるのか」ということや、「経済的な心配」などが多い。
こうした人たちに共通していることは、さまざまな福祉サービスを知らないということで、それらの制度を知っていれば、経済的にも、精神的にも支えになることから、全家連では、一人でも多くの障害者およびその家族の人たちに権利としての制度を活用してもらうために同書を発行した。
福祉サービスの例としては、「老齢年金」「遺族年金」の他に「障害年金」があり、2級の障害者であれば、年間約80万円が受給できること。精神科の病院に通院するにあたって、手続きをするだけで、95%の公費負担が受けられること。従って自己負担は5%ですむこと。この公費負担制度はうつ病などの短期の通院でも利用できること。精神障害者保健福祉手帳があれば、携帯電話の基本通話料が半額になること。精神障害者保健福祉手帳があれば、JRをのぞく電車やバスの多くが半額になること−−などがある
「精神障害者が使える福祉制度のてびき」は、本人や家族が福祉制度を理解し、いつでも、だれでも利用できる手引きになるようにと願い、1990年に発刊された。以来、さまざまな制度改正にあわせて版を重ねてきており、1999年の精神保健福祉法の一部改正時によって、2002年度から手帳交付の窓口が都道府県から市町村に移管され、2003年度からは福祉相談が本格的に市町村で行われるようになった。そこで今回の改訂版では「市町村主体の福祉サービスの展開」に焦点を当て、全面的な改訂を行った。
「精神障害者が使える福祉制度のてびき2004」

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