ユニ・チャーム株式会社は、長時間、座っていても尿もれを防ぐことができる尿とりパッド、「ライフリー座っても安心尿とりパッド」の店頭販売を開始した。同時に、同社が大手ドラッグストアの売場で展開している「ライフリーAIケアナビゲーション・システム」を改新し、排泄ケア問題に悩む介護者の適切な介護商品選びをサポートする取り組みを充実した。
「ライフリー座っても安心尿とりパッド」は、先に販売を開始した施設病院向け介護用紙おむつ「ライフリー座位安心パッド」を、新たに一般消費者向けにも販売を開始するもの。業界ではじめて開発された長時間座っていてももれない紙おむつと一緒に使う尿とりパッド。座ることによる体圧がかかっても2度目、3度目の排尿をすばやく吸収して確実にとじ込める新しい吸収体を採用した。価格は22枚入りで1,150円。
また、パッドのずれを防ぐ安心形状で、無意識に体を伸ばそうとしても、パッドがずれることなく、いつも正しい位置で尿を吸収する。そのため、長時間、座った姿勢でも尿もれを防ぐことが可能。座っている状況では寝ている時よりも尿が頻繁にもれてしまい、紙おむつの使用枚数も寝ている時の1.4倍も必要とされていたが、同商品は尿4回分を吸収でき、経済的なサポートも提供する。
介護を必要とする高齢者の中でも、介助があれば起き上がることができる人を対象とした「ライフリー座っても安心尿とりパッド」は、寝たきりを防ぐための「座る」リハビリを促進し、更なるリハビリを助長する。
近年、高齢者の要介護人口の増加に伴い、介護によるリハビリテーションという考え方が広まっている。中でも、「寝たきり介護」による筋力の低下、関節の拘縮などの身体的影響や、集中力・記憶力低下、不安感の増大などの精神的影響、そして周囲からの孤立といった社会的影響は深刻な課題。実際、病院や施設等の介護現場では、これら「寝たきり介護」による課題に対応すべく、患者を寝かせきりにせず、ベッドからできるだけ起き上がらせる「離床促進」を積極的に取り入れており、これに伴って、長時間、体を起こしていても尿もれを防ぐことができる紙おむつへの注目度が高まっている。
いっぽう、高齢者の在宅介護においても、寝たきりと考えられていた要介護者の人の内40%が日中は体を起こして過ごしており、70%の人は介助があれば座ることが可能といわれている。しかし、従来の紙おむつや尿とりパッドを使用した場合に生じていた、座っている姿勢を維持すると寝ている時よりも頻繁に尿がもれてしまうという問題は、介護する人の手間がかかるばかりか、要介護者の離床意欲をそぐことにもつながっている。
「ライフリー座っても安心尿とりパッド」は、介護者・要介護者双方の立場から日中の離床促進をサポートし、心身機能の維持と回復を促す「排泄リハビリケア」の実現を目指した。高齢者の人々が座った時の尿もれを気にすることなく、ベッドから起き上がり日常生活を過ごすことで、本人の残存能力を活かすだけでなく、家族と同じ目線での生活により、本人の心身機能の向上にもつながるものと期待できる。
いっぽう、今回改新する「ライフリーAIケアナビゲーション・システム」(Adult
incontinence=成人失禁)は、数ある大人用紙おむつの中で、使用者の体の状態に一番適した商品を探すことをサポートするシステム。消費者の2人に1人が売場で迷っていた状況を改善するため、2001年春より、大型ドラッグストアを中心に導入された。ライフリー紙おむつの全てのパッケージに、体の日常動作性を表すADL(Activity
of daily living)サインを入れ、それぞれの商品の売場の足元に同じADLのサインを置き、適切な商品を探しやすい工夫を取り入れた。こうした取り組みにより、以前より商品情報が介護者に行き届くようになり、夜専用尿とりパッド、パンツ専用尿とりパッド等の高機能商品の売上が顕著に伸びた。
これを受け、2004年春から売場の中央に「おすすめコーナー」を配置し、座る時専用商品や肌が弱い人専用商品などの高機能商品をより積極的に紹介していく試みを開始した。排泄ケアや在宅でのリハビリ介護で問題を抱える介護者にとって、介護商品の重要な情報源となる売場の機能を生かして、介護品質が向上する商品を効率よく紹介していく。
「ライフリー座っても安心尿とりパッド」

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