総合人材サービスを展開する株式会社パソナは、社会貢献活動のひとつとして障害者アーティストの活躍の場を広げ、より多くの人々に作品を見てもらう機会を提供するため、障害者アーティストのためのギャラリー「アート村ギャラリー」を、東京、大阪、名古屋を中心に全国7ヶ所に4月より順次開設する。今回、第一弾として渋谷ギャラリーを開設した。
同社では、従来よりの社会貢献活動のひとつに、障害者の芸術参加による就労分野の拡大を目的とした「アート村プロジェクト」がある。プロジェクトでは、1992年の活動開始以来、「才能に障害はない」というコンセプトのもと、“アート”を通じて障害者の社会参加や自立を応援する活動を行っており、これまで1,000名以上にのぼるアーティストを発掘・育成し、作品展の開催等、「アート村アーティスト」として全面的にバックアップをしてきた。
今回開設するギャラリーはいずれもパソナの支店内に併設し、派遣スタッフだけでなく一般の人々にも鑑賞できるスペースとなっている。また、アート村アーティストの作品のみならず、地域の障害をもった人々のアート作品を発表する場としても広く開放していく予定。
開設場所のパソナ拠点7ヶ所は竹橋(本社)、渋谷、横浜、豊田、栄、梅田、難波ので、第一弾の開設となったパソナ渋谷支店(東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティウエスト17階)では、現在、アート村アーティスト鈴木伸明氏のアクリル画25点を展示。開館時間は9:00〜17:30で、5月21日まで開催する。
鈴木伸明氏は、東京都武蔵野市在住、27歳。現在、知的障害者の福祉作業所「ワークセンター大地」(東京都武蔵野市)で就労しながら、アクリル画・きり絵を中心に作品の制作活動に励んでいる。
鈴木伸明氏

おしゃべり(アクリル画 57×50cm)

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