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2003年の電動車いすによる交通事故の発生件数は231件

−警察庁、「電動車いすに係る交通事故情勢等」−

2004/05/31(Mon.)

大人の青汁
 警察庁は、「電動車いすに係る交通事故情勢等」を公開した。近年、高齢者などの便利な移動手段として、電動車いすの利用が増えているが、その一方で電動車いすに関連する交通事故も増加している。

 電動車いすの普及状況をみると、推定稼働台数は、2003年3月末約15.8万台(電動車いす安全普及協会調べ:耐用年数を5年と仮定)で、2003年11月現在の電動車いすによる交通事故の発生件数は231件、負傷者213人、死者15人、そのほとんどは高齢者となっている。

出荷台数
年別 1991年度末 2000年度末 2001年度末 2002年度末
総数 19,000 35,717 33,306 33,477

交通事故状況
(2000年以降の死者、負傷者数は電動車いす利用中の人に限る)
年別 1992年 2000年 2001年 2002年 2003年
(11月末)
死者数 3 19 11 8 15
負傷者数 64 167 191 198 213
発生件数 65 187 207 209 231

 高齢者は、死者の約95%、負傷者の約69%と高い率を占めており、道路横断中が死者の約69%、負傷者の約54%と最も多い。利用者のうち、70歳代以上の人の割合は約78%、免許取得経験のない人の割合は約49%(2001年利用者アンケート)だった。

 同庁で推進している電動車いすの安全利用のための施策の状況は、「電動車いすの安全利用に関する手引き」の作成(2002年度)、利用者用、指導者用のマニュアル作成(2003年3月)を実施したほか、「モデル事業」の実施(2003年度)として、警察庁主催の指導者研修会を受講した指導者により、モデル事業実施8都県警察において、マニュアルを活用し、主として高齢者の利用者を対象とした講習会を開催。広報・啓発活動(2003年度)として、電動車いすの安全利用・マナー向上のためのポスター5万枚配付など。

 今後は、安全教育用ビデオの電動車いす販売時におけるセット販売を予定しており、製造・輸入業者で組織する「電動車いす安全普及協会」と連携して、「電動車いす安全利用ビデオ(12分、交通局監修)」を作成する方針。


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