フランスベッド株式会社は、ハンドルを前後させて前輪を駆動する“FFドライブユニット”を搭載した、世界初のハンドル駆動型三輪車いす「リハビリ三輪車いすGF-01」を開発、発売した。現在、日本をはじめとする世界各地域で特許申請中。
新製品は、洗練されたデザインとユニークな駆動方式を採用することで、車いす利用者の利便性・快適性の向上、自発的活動の促進と社会への積極的な参画を支援することを目的として開発した商品。
走行の際にハンドルを前後させる動作は、運動不足の解消や全身の筋肉強化、さらには心肺機能の向上などの効果が期待できる。また、ハンドル操作やブレーキ操作により反射神経の衰えを防止することで、バランス感覚とスピード感覚が養われ、痴呆の予防にもつながることから、さまざまなリハビリ効果が期待できる。
自転車のようにペダルを踏むことで後輪を駆動する方式ではなく、ハンドルを前後させて前輪を駆動する“FFドライブユニット”を搭載。脚の不自由な車いす利用者の人でも、両腕を利用したハンドル操作だけで走行が可能。
車いすに不可欠な左右独立動作のアームレストおよびシートベルトに加え、体調などにより自分でハンドルを前後させられない場合を想定し、背もたれの裏側に介助ハンドルと介助ブレーキを装備。後車輪のハンドリムを操作することで自走用車いすとしても介助用車いすとしても利用可能となる。また、左右への進行方向の調整は前方のハンドルで行う。杖や傘を持参する人のために、背もたれの裏側に専用ホルダーを装備している。また、膝を曲げる事ができない車いす利用者の人は、左右のフットレスト部分にオプションのレッグサポートを装着して利用することが可能。
利用者の腕力、緩やかな坂道などの走行条件にきめ細かく対応するため、右側ハンドルグリップ部分に3段階変速ギアシフトを搭載。両腕に掛かる負荷を調整できる。
走行中のブレーキ操作は、ハンドル部分に備え付けたブレーキレバーで行う。右側のブレーキレバーを握ると前輪に、左側のブレーキレバーを握ると後輪にそれぞれブレーキが掛かる。また、右側のブレーキレバーに装備したロックボタンはパーキングブレーキになっており、停止時や駐車時、乗車や降車の際の安全性を高めている。
“FFドライブユニット”は前進専用の動力伝達機構のため、後退(バック)の際には、膝元のクラッチレバーを操作し動力伝達を遮断した後、自走用車いすと同様に、左右後輪に装備されているハンドリム(操作用の握り部)を後ろ側に回転させることで後退させる。前進させる際には、レバーを戻すと自動的にクラッチ動作が解除され、ハンドル操作による走行が可能になる。
特に車いす利用者の使用を考慮し、座面は上下4段階、前後4段階のサイズ調節が可能。また、操作の基本となるハンドル部分に関しても、腕の力が確実に伝わるように高さ(長さ)の調節が可能。
夕方や夜間の走行を考慮し、前方部分には太陽光に近い明るい光を放つ高輝度LEDランプのヘッドライトを、後部にはテールランプとリフレクタ(反射板)を標準搭載している。ヘッドライト/テールランプともにボタンを押すだけで点灯し、さらにテールランプは点灯だけでなく点滅(3パターン)にも切り替えることが可能。
市街地での走行に配慮したデザインに加え、フレームカラーには鮮やかなブルーを配色している。また、座席の裏側にはバスケット(かご)を標準装備している。
同製品の初年度販売目標は2億円で、同社関連会社のフランスベッドメディカルサービス株式会社の直営店舗/各営業所を販路の主力に、病院・福祉施設、新規チャネルの開拓も視野に入れ積極的に展開していく方針。
個人の利用者については、フランスベッドメディカルサービス株式会社の直営店舗/各営業所から購入・レンタルすることができる。価格は198,000円、オプションのレッグサポートは5,000円。
リハビリ三輪車いすGF-01



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