株式会社ジャパンケアサービスは、北海道爾志郡乙部町(にしぐんおとべちょう)が公設公営により運営している特別養護老人ホームの運営を受託する。受託した施設は、町立特別養護老人ホーム「おとべ荘」で、定員50人・ショート4人、職員36人(内看護師2人、介護職員17人、管理栄養士1人)となっている。
北海道爾志郡乙部町は、北海道南部を形成する渡島半島の西部、檜山支庁管内の中央部に位置し総面積162.55k平方メートル、人口は4,971人(2004年3月31日現在)で、少子高齢化により減少傾向にある。
いっぽう、人口が減少する中で、65歳以上の高齢者は年々増加し、1,412人で高齢者比率は、28.4%に達しており、また総世帯数に占める高齢者世帯の割合は、51.8%と全世帯の半数が65歳以上の親族がいる世帯となっている。
このような現状から同町は「高齢者福祉事業」を最優先としてとらえ、特別養護老人ホーム、訪問介護、訪問看護、居宅介護支援、通所介護等、積極的に展開している。
同町は「施設サービス」と「在宅サービス」を併せた利用者本位の総合的な介護サービスの提供、民間企業の経営による「効率的運営による経費の削減」、コスト削減による財源を他の福祉サービス(老人クラブ活動への育成・支援、介護予防等の高齢者関連事業)への振り向けを考慮し、法律上社会福祉法人にしか運営が認められない特別養護老人ホームを「構造改革特別区域」の認定により、株式会社に管理委託することを可能とした。
同社はすでに同町において特別養護老人ホーム以外は、直接あるいは、運営受託により事業を行っており、「質の高いサービスの提供」「利用者本意のサービスの提供」により高い評価を受けてきた。
今回同社が受託することにより、施設および在宅サービスの一体化により、施設、在宅利用者の区別なく利用者全員の身体状況等を把握するとともに、在宅から施設、施設から在宅へ等利用者ニーズに即した対応ときめ細かなサービスの提供が可能となり、「トータルな総合福祉サービス」の提供可能となる。同社グループ(社会福祉法人ノテ福祉会)は2ヶ所で特別養護老人ホームを運営中。
経済特区の手法による特別養護老人ホームの運営受託は、今後、全国の自治体に及ぼす経済的、社会的波及効果が見込まれる。同社では、今後も積極的に対応していく予定。
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