株式会社明電舎100%出資子会社の明電ソフトウエア株式会社は、国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所、独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構国立職業リハビリテーションセンターと共同で開発した高次脳機能障害者の日常生活や就労を支援するための生活支援ソフト「メモリアシスト」を発売した。
「メモリアシスト」は、病気や事故などの様々な原因で脳が損傷を受けたことにより注意や記憶などの複雑な精神活動に障害(高次脳機能障害)を持つ人々のための支援ソフト。携帯情報端末(PDA)で稼動するのでコンパクト・軽量となっており、注意や記憶などの機能を補うための“代償手段“として利用できる。
高次脳機能障害とは、外傷性脳損傷や脳血管障害による後遺症で、記憶・注意・作業遂行などに関わる認知機能障害。記憶障害とは、”新しい事が覚えられない””過去の事が思い出せない”など知識や技能の積み重ねが難しい状態。注意障害とは、”ぼんやりとしていて何かをしようとするとミスをする””二つの事を同時に行うと混乱してしまう”状態。遂行機能障害とは、”目標に対して計画し手順を決めて実行する事が難しい状態”を指す。
高次脳機能障害は、「本人が障害を自覚することが困難、外見だけではわからない、いつも症状が出るわけではない」などの理由から「わかりにくい障害」といわれ、またその障害特性から日常生活や就労に向けての支援が必要であるといわれている。
国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所と国立職業リハビリテーションセンター、明電ソフトウエア株式会社の三者は、2002年から高次脳機能障害者の日常生活や就労を支援するためのソフト開発に取り組んできた。その成果を「手順支援」「スケジュール」「アラーム」の3機能を盛り込んだ生活支援ソフトとして製品化したのが、今回の生活支援ソフト「メモリアシスト」。
「メモリアシスト」は、パソコンで作成したメニューをPDAに転送して動作させるソフトウェア。PDAで使うメニューをパソコンで作成し、携帯性に優れたPDAでどこでも確認することができる。
作業手順は繰り返し作業にも対応し、文字・画像・音声の組み合わせも可能。現在時刻を基準としたスケジュール表示や、豊富なアラーム形態を用意した。ソフトの価格は39,900円。ソフトとPDAのセット価格は84,000円。
メモリアシスト

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