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2002年度の国民医療費は31兆1240億円、前年比0.6%減少
厚生労働省、「2002年度国民医療費」
2004/09/21(Tue.)
厚生労働省は、医療機関等における傷病の治療に要する費用を推計した「2002年度国民医療費」の概況を公表した。診療費・調剤費・入院時食事療養費・老人訪問看護療養費・訪問看護療養費のほかに、健康保険等で支給される移送費等を含んでいる。
2002年度の国民医療費は31兆1240億円、前年度の31兆3234億円に比べ1994億円、0.6%の減少となった。国民一人当たりの医療費は24万4200円、前年度の24万6100円に比べ0.8%減少。国民医療費の国民所得に対する割合は8.58%(前年度8.52%)だった。
制度区分別にみると、医療保険等給付分は13兆9855億円(構成割合44.9%)、老人保健給付分は10兆6652億円(34.3%)、公費負担医療給付分は1兆7218億円(5.5%)となった。また、患者負担分は4兆7515億円(15.3%)。対前年度増減率をみると、国民健康保険分は0.6%の増加、被用者保険分は2.8%の減少、老人保健給付分は0.9%の減少となった。
国民医療費31兆1240億円のうち、保険料分は16兆762億円(51.7%)、公費分は10兆2727億円(33.0%)となった。
診療種類別にみると、一般診療医療費は23兆9113億円(76.8%)、そのうち入院医療費は11兆5149億円(37.0%)、入院外医療費は12兆3963億円(39.8%)となった。また、薬局調剤医療費は3兆6042億円(11.6%)、歯科診療医療費は2兆5882億円(8.3%)、入院時食事医療費は9846億円(3.2%)。対前年度増減率をみると、一般診療医療費は2.1%の減少、歯科診療医療費は0.6%の減少、薬局調剤医療費は10.2%の増加となった。
年齢階級別にみると、0〜14歳は2兆1495億円(6.9%)、15〜44歳は5兆843億円(16.3%)、45〜64歳は8兆6362億円(27.7%)、65歳以上は15兆2540億円(49.0%)となった。
国民一人当たりの医療費をみると、65歳未満は15万2900円、65歳以上は64万5600円となった。一般診療医療費の国民一人当たり医療費をみると65歳未満は11万3000円、65歳以上は51万5400円。歯科診療医療費の国民一人当たり医療費をみると、65歳未満では1万8400円、65歳以上では2万8700円となった。
一般診療医療費を主傷病による傷病分類別にみると、「循環器系の疾患」5兆3625億円(22.4%)が最も多く、次いで「新生物」2兆7189億円(11.4%)、「呼吸器系の疾患」2兆436億円(8.5%)、「精神と行動の障害」1兆7667億円(7.4%)、「尿路性器系の疾患」1兆6898億円(7.1%)となった。
65歳未満と65歳以上のそれぞれ上位5傷病の構成割合をみると、65歳未満では「循環器系の疾患」、「呼吸器系の疾患」、「新生物」の3傷病で34.0%であるのに対し、65歳以上では「循環器系の疾患」が32.6%を占めている。
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