株式会社ニチイ学館は、2006年4月の介護保険制度改正に対応する「多機能型ケアセンター構想」の事業計画を発表した。改正案では、「新・予防給付」の創設や、地域密着型の「小規模・多機能型」サービスの充実が取り上げられており、同社では、これらの動きに対応できるサービス体制を構築するため、「訪問・通い・予防・ナイトケア・居住」の全てをカバーできる同事業計画を展開していく。
「居住系サービス事業」とは、居宅生活が困難となった介護利用者が、住み慣れた地域で生活を継続する為に利用する自宅以外の「住まい」と「サービス」を包括してサポートする事業。一般的には、現在の介護専用型有料老人ホーム・ケアハウス等がこれに相当する。
「多機能型ケアセンター」は、地域の多様なニーズに応じたサービス機能を組み合わせ、画一的ではない地域密着型サービスとして展開する。また、在宅介護サービス事業から居住系サービス事業までを展開することで、介護の連続性による利用者の利便性を一層高め、真のトータル介護サービスの実現を目指す。
在宅介護サービスで10万人以上の利用者実績を持つ同社が、居住系サービス事業を展開することで、他社との差別化を図ることができ、事業の堅実性が増強されることも視野に入れている。
第1次計画の設置施設は、既存デイサービスセンターの改修100ヵ所、新型デイサービスセンターの設置92ヵ所、新型デイサービスセンター+グループホームの併設設置8ヵ所、居住系サービス(都市型介護ホーム)の設置60ヵ所を予定。
「新型デイサービスセンター」とは、通所介護サービスの他に介護予防・ナイトケア機能(一時的に利用者を預かるサービス)を新たに組み入れた複合型ケアセンター。
設置期間は2004年9月〜2007年3月で、第2次計画において、居住系サービス(地方型介護ホーム)も設置し、事業展開していく予定。投資資金総額は第1次計画のみで約204億円。
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