西日本電信電話株式会社と株式会社エヌ・ティ・ティマーケティングアクト、株式会社エヌ・ティ・ティネオメイト、エヌ・ティ・ティ・シスコム株式会社、大日本印刷株式会社の5社は、無線ICタグとBフレッツをはじめとしたブロードバンド回線を組み合わせた「福祉施設運営システム」と「総合施設管理システム」についてのフィールドトライアルを開始する。
NTT西日本、NTTシスコム、大日本印刷の3社は昨年9月の「無線ICタグを利用したサービス開発」に関するアライアンス締結以降、Bフレッツやフレッツ・ADSLといったブロードバンド回線と無線ICタグを組み合わせた新しいビジネスモデルの検討等に取り組んできた。
いっぽう、NTTマーケティングアクトは、業容拡大のため、福祉分野向けサービスとして「高齢者見守りサービス“ACTOSみまもりeye”を8月に販売開始しており、当分野での更なるサービス充実を目指し、福祉施設等の高齢者向けに、無線ICタグの活用を検討してきた。
また、NTTネオメイトは、ネットワークやシステムの構築・保守ビジネスで培ってきた技術・ノウハウをベースとしたGIS(地理情報システム)ソリューションサービス”EXPLANET(エクスプラネット)”を昨年より販売しており、更なるビジネスチャンス拡大を目指し、”EXPLANET(エクスプラネット)”と無線ICタグを組み合わせたサービスを検討してきた。
今回、5社はそれぞれの強みを活かし、福祉施設の安全管理、と企業の施設管理等でブロードバンド回線と無線ICタグを組合わせたシステムの有効性を検討するために、フィールドトライアルを実施する。
福祉施設運営システムは、老人保健施設等の福祉施設で、利用者が無線ICタグを携帯することで、利用者の施設内での所在や行動・状態をリアルタイムに把握し、利用者の安全管理や状況に応じた支援を可能とするシステム。また、高齢者向けのグループホーム等ではBフレッツ等のブロードバンド回線を利用しての“ACTOSみまもりeye”のパソコンや携帯電話からのWeb閲覧機能やメール送信機能、コールセンタ等と連携することでの、遠隔からの見守り、生活指導が可能になる。
総合施設管理システムは、無線ICタグを工場、研究所等の装置、物品などに取り付け、その無線ICタグの位置情報とGIS(地理情報システム)を連携させることにより、装置、物品の保管場所を地図上でビジュアルかつリアルタイムに検索・管理することを実現するシステム。離れた場所に点在する複数の倉庫をBフレッツ等のブロードバンド回線でネットワーク化することにより、一元的に物品管理を行うことが可能となる。
トライアルの実施期間は2004年10月から3ヶ月程度を予定しており、NTT西日本はブロードバンド回線と無線ICタグを組み合わせたビジネスモデルの検討等とブロードバンド回線の提供、NTTマーケティングアクトは福祉施設運営システムの企画・開発、NTTネオメイトは総合施設管理システムの企画・開発、NTTシスコムはアプリケーションソフトの開発・提供、大日本印刷は無線ICタグ関連デバイスの提供を行う。
システムイメージ図

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