重度身障者向けで国内初の本格的な自立支援リフト、来年度早々に販売開始
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| −セコム、要介護者自立支援ロボット「セコムリフト」の試作機が完成− |
2004/10/13(Wed.)
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セコム株式会社は、現在、研究・開発中である要介護者の自立を支援する自立支援ロボット「セコムリフト」の試作機を完成した。これにより、来年度早々に商品化を図り販売を開始する。「セコムリフト」は、重度障害者向けとしては国内でも初めての本格的な自立支援リフトとなる。
同社のロボット開発コンセプトは、セキュリティや医療、福祉などのフィールドで、人にしかできない移動を伴う行為や作業をロボットに代替させること「人の行動の代わりが確実にできる」ロボットの開発をめざしており、これまで、こうしたコンセプトに基づいて、2002年5月に国内初の食事支援ロボット「マイスプーン」を開発・発売。同年10月には、国内初の指示者追尾型現金護送ロボット「セコムロボット」の開発完了。また、今年7月には、屋外巡回監視ロボット「セコムロボットX」の開発完了を発表。今回の「セコムリフト」は、同社のロボットとしては第4弾となる。
現在、高齢化が進展する中で、寝たきりの高齢者・障害者は、100万人を超え、今後の高齢者の増加に伴ってさらに増えるものと推定されている。こうした寝たきりを減らすためには、ベッドから車いすに移り、行動を広げることが有効と考えられている。同社では、中長期的な基盤技術を研究するIS研究所、システム・商品開発を行う開発センターにおいて、長年にわたり、ベッドから高齢者・障害者自らの操作で、車いすに乗り移ったり、ポータブルトイレに移動し排泄ができるようにするための自立支援ロボットの研究・開発を進めてきており今回の試作機を完成することができた。
新製品は、柱、レール、本体、リモコン、吊りベルト、ウェアラブル・スリング(身体に装着できる衣服形状の吊り具)から構成されている。利用可能な対象者は、「一人で乗り移りが可能な人、リモコンの操作ができる人、片手がある程度動かせる人」となる。
要介護者が一人で自立して、リモコン操作によって簡易にベッドから車いす等に移乗を行え、介助者が支援する場合も楽に移乗を行える。ウェアラブル・スリングは、着心地が良く、着せ替えも簡単。移乗する時間帯に装着しておけば、移乗のたびの脱着は不要となる。
リモコンのボタン操作で、車いすへの移乗時に下半身が前にずれた座位になるところを、自動的に座り直し動作を行い、適正座位で座れるようにする。吊りベルトとウェアラブル・スリングは4ヵ所で取り付け、固定するが、1ヵ所でもかけ忘れたら、それ自体を異常と検知し、身体は吊り上がらない。設置に関しては、住宅改造は不要で、6畳間や8畳間でも組み上げたリフトを置くだけとなっている。
開発にあたって、障害者のモニターの人々からは、「しっかりと車いすに座れて快適」「夜中のトイレも一人でできるので気兼ねがなくなった。夜も安心して水分を取れるようになった」との声があがっている。
要介護者自立支援ロボット「セコムリフト」


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セコム株式会社概要
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