TOTOは、三乾王シリーズに戸建住宅の浴室(在来浴室・ユニットバス)に後付けで設置でき、「温風暖房」「遠赤外線暖房」「涼風「機能を合わせ持つタイプの「三乾王浴室暖房機」を発売した。
浴室に対する不満調査を行うと常に上位に挙がるのは「浴室が寒い」という意見。TOTOが今年行った「水まわりの困まりごと調査」でも、浴室の困りごととして約40%の人が「寒い」を挙げ、困りごとの第1位になった。この40%の人の住居形態を見ると、約80%が戸建住宅だった。
特に、既設の戸建て住宅の場合は在来浴室が多く、ユニットバスのような気密性がないため、冬場は寒いと感じる場合が多いのが現状。冬場は居室と、浴室の温度差が激しいために、血圧変化によるヒートショックが起こり深刻な事故にも繋がっている。高齢者に多く、年間1万人以上がヒートショックに関連した突然死(入浴中の溺死など)で亡くなっており、交通事故死者よりも多い状況。
浴室内はもちろん洗面所も暖め、温度のバリアフリーを行うことは浴室内の段差のバリアフリーを行うことと同じく重要で、最近は「暖房・衣類乾燥・換気・涼風」機能を合わせ持つ「浴室換気乾燥暖房機」の普及が進み、新築の集合住宅であれば100%近く、戸建てにおいても新築であれば25%は設置されているが、戸建住宅は、集合住宅と違い、窓があるため換気機能が不要、庭やベランダがあるため洗濯を干す場にも困っていないなど、必ずしも「浴室換気乾燥暖房機」が必要とされないケースがある。戸建ての浴室で特に必要とされている機能は「暖房」で、今回、暖房・涼風機能と必要な機能に絞った「浴室暖房機」を開発した。
新製品は、暖房ニーズの高い戸建ての在来浴室(1.5坪まで)でも十分な暖房効果を得られるようにハイパワーな200Vを採用した。これにより、短時間、低コストで浴室を暖めることができる。1坪の在来浴室であれば、冬場の5℃ほどの寒い浴室でも5分後には25℃まで上昇させ、この間の税込電気代は約5円で済む。
体が濡れている状態では、例え暖房が入っていたとしても、直接風にあたると冷たく感じるが、製品は入浴中も快適に過ごせるように、無風で無音の遠赤外線暖房に切替えられる。身体を直接暖めるので、肌寒さを感じることがない。
リモコンは浴室内でも操作できる防水使用で、点字、ボタン一つでの簡単操作、液晶モニター部の文字を大きくするなどのユニバーサルデザインも採用した。壁に取り付けるタイプなので、既設の浴室に後付けが可能。エアコンの設置工事ほどの簡単な工事で済む。税別価格は128,000円(工事費別)で、同社では、月に500台の販売を見込んでいる。
三乾王浴室暖房機

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