中央情報システム株式会社は、神戸市老人福祉施設連盟と社団法人兵庫県老人福祉事業協会の協力により、養護老人ホーム専用ケアプラン作成支援ソフト「ゆめさきな日々」を業界で初めて開発、発売した。
老人ホームには、要介護で介護保険適用の特別養護老人ホーム(全国で約5,000施設)と、介護保険適用者ではないが、家事から健康管理、金銭管理など生活援助を必要とする入所者向けの養護老人ホーム(同約930施設)の2種類があるが、養護老人ホームでの援助方法は統一されておらず、各施設が独自の様式を用いている。
養護老人ホームの先進県である兵庫県の関係者がケアプラン用のチェック項目、レベル判定の目安などを考案、「養護版ケアプラン」としてまとめられ全国の施設に配布しており、これが養護老人ホームケアプランの標準となりつつある。
同社は20年以上のソフトウエア開発経験を生かして、神戸市老人福祉施設連盟と社団法人兵庫県老人福祉事業協会とタイアップ、養護老人ホーム向けケアプラン作成支援ソフトを開発した。
ソフトの内容は、フェイスシート(個人情報)、ケアチェック表、ケアプランシート1(レーダーチャート付)、ケアプランシート2(問題点・ニーズ、短期目標、援助内容)、サービス計画表で構成され、一連の流れを連続的に把握でき各入所者に合った援助内容を立案できる。
従来、入所者一人のケアプラン作成(紙ベース)に平均1時間30分要していたが、同ソフトを使えば30分で可能になる上に、データが蓄積され引継ぎもスムースに行えるなど、ケアプランの品質が大幅に改善される。近い将来、養護老人ホーム入所者にも介護保険の適用が検討されていることから、ケアプランの品質はさらに重要視されるとみられている。
ケアプランの作成手順は、入所者の個人情報を入力してフェイスシートを作成する。フェイスシートにログインするには、職員コードとパスワードが必要なため、外部への情報漏えいの心配がない。また、画面ごとの権限を職種単位または職員単位で設定できるので、安心して利用できる。
次に「排泄動作」、「服薬管理」、「精神状態」など、身体、家事、生活の三分野で計40のチェック項目と、それぞれについて4段階レベルで判定を入力する。また、ケアレベルアドバイス、寝たきり度アドバイス、痴呆度アドバイスの入力指針、支援をクリックするだけでその方法を選ぶことができる。入力を終えると、ケアプランシート1が自動的に作成され、同時にケアレベルがレーダーチャートとして表示され、援助レベルを視覚で容易に判断できる。
同プランに沿って短期目標、援助内容を入力してケアプラン2を作成する。繰り返す場合は前回のプランをコピーして、書き足すことにより短時間で作成できる。最後に、日課について時間ごとの作業を入力してサービス計画表を作成して完了。また、カンファレンスシートに入力して会議用、引継ぎ用の資料も作成できる。
データベース搭載により、複数のパソコンから登録、参照することが可能で、作成したデータの二次利用もできる。一覧表を入所者とその家族に見せることによって、安心感と信用を与えられるメリットもある。
養護版ケアプランパッケージソフト「ゆめさきな日々」の定価は税込54万6,000円、追加パソコン用ソフト1本につき税込15万7,500円。メンテナンス料(年間)はソフト総費用の15%となっている。リース希望の場合は、リース(5年)月額税込約1万5,500円(追加パソコン用ソフト2本の場合)となる。インストール(設定)代行の費用は、サーバー1台につき税込価格5万2,500円、追加パソコン用ソフト1本につき税込価格1万5,750円。
ケアチェック入力表

ケアプランシート1

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