楽天株式会社の運営するインターネット総合ポータルサイトの「インフォシーク」は、50代の男女1,020人に対して、老後についてのアンケートを実施した。今回の調査は特に、老後に対する「楽しみ」や「不安」、老後の生活費などを中心に行った。
老後を迎えることについてどのように感じるかを調べたところ、「楽しみ」と感じている人は12.0%に留まり、全体の66.5%が「不安」と感じていることがわかった。年金問題や少子化に伴う同居の問題など、昨今の時世を反映しているものと思われる。男女別に見てみると、男性の62.7%に対し女性は70.2%が「不安」と回答しており、女性の人がより不安に感じている人が多いことがわかった。
老後に関して「不安」と回答した人678人にその内容について聞いたところ、「生活するにあたっての生活費」が56.5%とお金に関する不安が最も高いことが分かった。続いて「病気」55.0%、「寝たきりになること」27.3%、「ボケ」27.0%、と身体に関する回答が多かった。男女別に見てみると、男性は「仕事をしたいが見つからない」20.3%、「働かなければならない」18.1%と働くことに関しての不安が目立つ。一方女性は、身体に関する不安が目立つほか、「夫との2人の生活」20.4%と、老後の夫婦2人の生活に不安を覚える人が多くなった。これは、老後を迎えるまで夫と2人の時間が少なかったことによる不安感があることがうかがえる。
老後に関して「楽しみ」と回答した人122人にその内容について聞いたところ、「海外旅行をする」40.2%「国内旅行をする」37.7%と旅行を楽しみたいという回答が目立った。次いで男性では「以前から興味のあった学問に取組む」27.4%、「ボランティアなどに参加して社会貢献をする」21.9%、「芸術系の趣味を持つ」21.9%などの回答が多く、仕事などでこれまで自分のために時間を使うことが少なかった男性は、老後の時間を自分の趣味や社会貢献などに充てたいと願っていることが分かる。一方女性は、「夫や妻との2人の生活」が男性の20.5%に対して36.7%と、夫婦での生活を楽しみにしている人が多い。女性は、忙しかった夫と一緒に過ごすことができなかったことを、老後の時間で埋め合わせしようとしていることが分かる。このことから老後の過ごし方について男女間に若干のズレがあることと、「夫との2人の生活」を不安にしている女性と楽しみにしている女性の二極化が進んでいることがわかった。
年齢を感じる時は「体力が落ちた(無理がきかない)」と回答する人が78.1%で最も多く、以下「老眼になった」56.5%、「髪の毛が薄くなった」22.8%と続く。また、男女別で見てみると男性の場合「髪の毛が薄くなった」が28.6%と、女性の17.1%に対してやはり敏感な意見が多い。一方女性の場合「お墓や葬式の為に貯金をはじめた」10.0%と、男性の6.5%に対して死後への備えを行っているところも特徴的。
年金を貰うまでの間の生活費として準備しているお金で最も多かったのは「貯蓄」が44.2%、次いで「退職金」22.5%、「株などの資産運用」5.6%となった。男女別でみると、男性は「そのほか」の21.4%で「働く」という回答が目立ち、安定した年金が入るまでは働いて生活費を稼ぐ意向が強い。一方女性は「貯蓄」50.8%が圧倒的に高く、早い段階から堅実に貯金をして老後に備えている様子がうかがえる。
また、個人で老後の生活のためにどのくらいの金額を用意しているかを尋ねたところ、「50万円未満」が17.2%、次いで「300万〜500万円未満」12.7%、「100万〜300万円未満」11.7%となった。このことから、老後の生活には退職金や年金への期待が非常に大きいことが分かった。
上手に年齢を重ねている著名人を尋ねたところ、男性著名人では「加山雄三」が最も多く、「若々しい」という意見が多かった。次いで、「藤村俊二」「森繁久彌」「三國連太郎」などが挙げられ、中には100歳になってもスキーを楽しんでいる「三浦雄一郎の父」や、渋みが出ているからと「ショーン・コネリー」という声もあった。女性著名人では「森光子」が圧倒的に多く、「若々しい」「綺麗」という意見が多かった。そのほかに「吉永小百合」「黒柳徹子」「十朱幸代」なども挙げられ、中には離婚して若々しくなったと「浅丘ルリ子」や年齢を感じさせない「岸田今日子」という声もあった。
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