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2004年をだぁっとみましょ

−今年はどんなニュースがあった?ふくチャンNewsを総括−

2004/12/28(Tue.)

 ふくしチャンネルのNewsは1999年スタート。この特集は今年で5回目を迎えます。皆様のアクセスのおかげです。ありがとうございます。ふくチャンNewsの1年のニュースを振り返る恒例特別企画。今年の482本のニュースのなかから、各月3本づつ厳選のニュースをだぁっと36本ピックしてます。

 この企画をスタートした2000年は介護保険制度スタートの年、そして、来年は初の介護保険制度改革の年、月日を感じるとともに、時代の流れも大きく感じます。日本が抱える様々な問題の根幹とも言える少子高齢化問題。介護福祉は、その問題のなかでも利用者からもっとも求められている部分と言えるかもしれません。この数年で世に認知されはじめ、来年の改革を前にして、世の企業・団体も注目を高め、更に活性化されていくことは間違いないでしょう。介護福祉という性質上、企業活動を促進する利益を確保することは難しいですが、だからこそ、そこに関わる人々の心の美しさが見えるのかもしれません。誇りを持って、この業界と向き合っていきたいと思います。今年もふくしチャンネルをご利用いただきありがとうございました。来年もヨロシクおねがいします。お正月、楽しく過ごしてくださいね。来年また元気にお会いしましょう!

皆が互いを思いやれる平和を願って
Love & Peace! 神宮司 浩聡



1月

■「家庭に介護が必要な人がいる」は全体の11%
インターネットによる介護に関する調査です。一般家庭での介護意識が見えます。

■年金受給者に対する不審な電話等による被害事例
今年、中高年者間でも注意喚起された「オレオレ詐欺」、この記事も詐欺の電話に関するものですが、来年もこういった詐欺が横行すると予測されています。慌てない心構えと、まずは本人、警察に確認するという手順を高齢者の方々に強く意識して頂きたいですね。こういった情報に精通している若者世代が警鐘していくことも大事です。

■ペット共生型のシニア向け賃貸住宅を柏市にオープン
シニア向け賃貸住宅も多く見られる年でした。同賃貸住宅は、単にシニア向けとしての機能を盛り込んだだけではなく、アニマルセラピーという精神的アプローチも試みている事業です。



2月

■快適性、使いやすさを向上し、車両価格の値下げを実施した福祉車両を発売
福祉車両も本当に一般的になり、各メーカーでも取り組みが本格化しています。メーカーによっては、ほぼ、全車種に福祉車両をラインナップするまでになりましたが、同車両は価格面をも見直すという嬉しい取り組みです。

■介護サービス利用料の自己負担については95%が認知、財源については40〜70%程度
東京都の調査、意外と?一般的には介護保険制度そのものがどういう仕組みになっているのか認知されていないことがわかります。

■視覚障害者などに向けたツール群を無償ダウンロードで提供
富士通が無償提供している視覚障害者向けパソコンソフト群です。どれも秀逸の機能を持ちますが、無償提供という形で、ソフトのバリアフリー促進に貢献しています。



3月

■年金受給が近づいた58歳到達者に年金加入記録や見込額を送付するサービスを開始
まぁ、正直、そんな当たり前のことを何十年もやっていなかったのか…というショックのほうが大きかった記事ですが、それだけ国民の要望もなかったのかもしれませんね。

■重度障害者の在宅勤務など障害者雇用専門の新会社を設立
沖電気工業による特例子会社関連の記事ですが、今年は、大手企業による特例子会社への取り組みが目立ちました。同新会社は在宅勤務が可能になるというものですが、これもITの恩恵でしょうか、こういった取り組みが増えて欲しいですね。

■シニア向けに楽器演奏初心者対象のコースを開設
高齢者の90%を占める元気高齢者へ向けたコース。余暇を楽しみ、外に出ることがなによりの介護予防ですよね。来年の介護保険制度改革では介護予防が大きな焦点となっていますが、こういったメンタルケアにも注力していってもらいたいものです。



4月

■国民年金の保険料の納付窓口をコンビニエンスストアに拡大
下がりつづける年金納付率向上のための一手といいますか、便利なのは良いことですが、まずは社会保険庁に正しい運用と管理をお願いしたいですね。

■「社会のために役立ちたいと思っている」59%
内閣府が行った社会意識に関する世論調査ですが、けっこう世の人は皆、「できることなら人に、社会に親切にしたい」と思っていることが見えるハッピーニュースです。悲しいニュースが流れつづけるTV等と対照的で心温まりますね。

■高齢者の減退した摂食機能を維持・向上させることを目的とした食具を発売
介護食と呼ばれるものは多く存在しますが、ピジョンが取り組む同商品は、その食具に焦点をあてたもの。毎日のことですから、こういったものを使用したいですね。



5月

■訪問介護ヘルパーの時給・日給計算から給与明細、各種集計までを行うソフトを発売
BSLシステム研究所がリリースした、非常に煩雑な訪問介護ヘルパー業務の事務作業を効率化してくれるめずらしいソフトです。

■施設で暮らす痴呆性高齢者・知的障害者の金銭的消費者被害を浮き彫りに
国民生活センターが発表した金銭管理と権利擁護に関する調査、施設入所者の金銭権利が犯されている場合も多くある点等々を指摘しています。成年後見人制度の利用や契約書の取り交わし等を施設側で積極的に行って欲しいものです。

■2003年の電動車いすによる交通事故の発生件数は231件
交通事故全体で見れば少ない件数とされるかもしれませんが、毎年確実に増加しています。身近な人が電動車いすを利用している高齢者の方々に安全を伝えていかねばなりませんね。



6月

■ケアマネジャー「報酬低い、時間がない」など介護保険制度の問題点を指摘
ケアマネジャーに絞って行った調査はめずらしいですが、全国介護支援専門員連絡協議会が詳細に渡って実体を調査しています。パート1とパート2がありますので、合わせてご覧ください。

■在宅介護、トイレの不安は「後始末」と「ニオイ」
一般家庭において、ポータブルトイレがどう見られているかというバイオセレント社による調査です。

■「排泄総合サイト」説明会を開催
ふくしチャンネルも関わっている排泄総合サイト。排泄ケアに取り組む人・メーカー・ショップ繋ぐサイトの記事です。



7月

■一時金なし、月額利用料13万5千円の高齢者住宅を開設
萬コーポレーションが展開する賃貸住宅の記事。クリニックとヘルパーステーション、デイサービスセンターも併設など充実した体制と低価格を実現してます。

■夫婦ふたりの余裕ある老後生活に必要と思う金額は月額37万円
三井住友海上火災保険が行った調査、、元気な老後のため、介護状態になったときのためなど老後を考えたときのコストに関する詳細な内容です。

■家族が痴呆になった場合、「グループホームを利用したい」は70%以上
東京都が行ったインターネット調査、グループホームの認知度と人気がわかります。



8月

■人の身体に近い弾力性を持つ医療・福祉施設向け介護用マットレスを発売
パラマウントベッド発、マットレスの両面にそれぞれ異なる機能を持たせ、使用者の状態や季節に合わせることができるマットレス。ありそうでない商品です。

■治療と介護の融合で安定経営を実現するドクター向け複合型医療・介護施設を発売
パナホームが展開する複合型医療・介護施設ですが、介護保険施設事業者向け融資プログラムも合わせて利用できる商品というめずらしい存在です。

■すっきりスタイルで取付け簡単な車いす用ヘッドレストを発売開始
アイデア商品的一面が印象に残りそうですが、その内容は非常に練りこまれたもので、痒いところに手が届く商品となっています。



9月

■体の不自由な人でも楽しく遊戯ができ、リハビリ効果が期待できる「リハビリ麻雀卓」を発売
フランスベッドが麻雀による老化予防や健康維持、機能回復に取り組むために発売した商品。たいへんユニークなアプローチですが、「楽しく」というキーワードは今後重要性を増していくと感じさせられます。

■「介護、精神的に休まらない」68.5%、「介護保険サービス、手続きが面倒」56.6%
介護をしていて大変なこととして、経済面、要介護者の状態、介護者の健康等、精神面に大きな負担が掛かっていることを浮き彫りにしたヤフーの調査です。

■「多機能型ケアセンター構想」の事業計画概要を発表
ニチイ学館が来年の介護保険制度改正にいち早く対応した事業計画を発表、「訪問・通い・予防・ナイトケア・居住」という同事業のコンセプトは今後の介護事業のポイントとなりそうです。



10月

■介護保険対象電動リフトアップチェアを発売
2003年4月に介護保険の福祉用具レンタルの給付対象となった「立ち上がり補助いす」。同品は高級家具調を意識したもので、見事に室内にフィット。違和感の少ない環境で自立支援に貢献します。

■重度身障者向けで国内初の本格的な自立支援リフト、来年度早々に販売開始
セコムはロボット開発に熱心で、同ロボットは同社の第4弾として開発。使用者が自立できるよう、行動の幅を広げてくれます。

■介護・健康管理・コンシェルジェなどのサービスや3種の内装を備えた介護付有料老人ホームをオープン
JALUXが手がける手厚い介護サービスを提供できる有料老人ホーム。高級感溢れるコンセプトで利用者を迎える仕様とサービスを備えてます。



11月

■小回りしやすいコンパクトサイズの室内専用車いす2品種を発売
様々な介護福祉関連商品をラインアップする松下電工が、室内での車いす利用環境を考えたコンパクトサイズの車いすを発売。最小回転半径51cmで、75cm幅の直角廊下でも曲がれる仕様となっています。

■初の養護老人ホーム専用ケアプラン作成支援ソフトを発売
20年のソフト開発技術を持つ中央情報システムが開発したソフト。個人情報、ケアチェック表、ケアプランシート、サービス計画表で構成されており、簡単にケアプランを作成することができます。

■介護サービスについての調査結果「サービス内容の認知拡大と今後の品質向上が課題」
NTTレゾナントと三菱総合研究所による調査。介護サービスについて「知らない」とする人が57.6%、介護保険制度についても「知らない」が93.0%と、驚きの結果が出ています。



12月

■IT利用促進による障害者の自立支援を目指し「障害者のIT利用支援のためのUPプログラム」を開始
マイクロソフトが社会貢献の一貫として世界各国で実施しているプログラムで、日本では4つ目のUPプログラム。ITと福祉の融合を目指して積極的に展開されています。

■東京スター銀行監修、年金額がわかるシミュレーションソフトを発売
「年金」への関心の高さを表しているかのようなソースネクストのソフト。シニア層はもちろん、主婦層にも関心を持ってもらおうという狙いです。

■「介護保険制度改革の全体像」を公表
まぁ、今年、何が介護業界を騒がせたかと言えば、来年の介護保険制度改革がどうなるかということ、年末ギリギリに厚生労働省がそのコンセプトを正式発表しました。改革は、「予防重視型システムへの転換」「施設給付の見直し」「新たなサービス体系の確立」「サービスの質の向上」「負担の在り方・制度運営の見直し」を基本に展開していくとのこと。ちゃんと実施されれば様々な介護サービスの体制や内容に与える影響は大きなものが並んでます。本当に良い制度として育てて欲しいですし、次の5年後の改革で…なんて言わずに、できることはドーンと変革、間違っていたことは間違ってましたっ−−と素直に認めて、素晴らしいものをスタートして欲しい!そう願います。



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