キユーピー株式会社は、1999年「やさしい献立」シリーズを家庭用介護食品として初めて発売し、現在、日本介護食品協議会が制定するユニバーサルデザインフード4区分に対応する食品と嚥下(えんげ)補助食品、水分補給補助食品などをラインアップしているが、今春は、歯の治療中などの人にも利用してもらえるよう、通常の食事に近く、具材感のある「区分1容易にかめる」で1品を、かんだり飲みこんだりするのが難しい人に、うらごし状態の「区分4かまなくてよい」で3品を発売し、かむ力、飲み込む力に応じて選択できるよう、シリーズの充実を図る。発売は2月22日(火)を予定している。
2002年4月に日本介護食品協議会が設立され、「ユニバーサルデザインフード」という名称とロゴマーク、区分表も決まり、介護食品の充実へ向けての取り組みが進んでいる。キユーピーやさしい献立シリーズの2004年度の実績は前年比116%と伸長しており、中でも「区分4かまなくてよい」は「うらごし野菜」4品の品揃えで、食が細いために、たんぱく質やエネルギーが不足しがちな人に好評で、128%と大きく伸長している。今回は、家庭でなめらかに裏ごしするのが難しいたんぱく質素材である、海老、鶏肉、貝柱を追加する。
「区分1容易にかめる」に追加した「ポテトと貝柱のグラタン風」は、大きめの具材をやわらかく仕上げてあるので、その場でスプーンなどで簡単につぶして食べれる。大き目のじゃがいもやマカロニに貝柱を加え、チーズ風味豊かなソースでグラタン風に仕上げた。不足しがちな栄養素であるたんぱく質3.6gとカルシウム200mgが摂取できる。税抜価格は250円。
「区分4かまなくてよい」に追加した「うらごし素材海老」「うらごし素材鶏肉」「うらごし素材貝柱」は、そのままでペースト食として食べれる。また、料理のベースやソースとして、牛乳で伸ばしてスープなど、様々な方法で食べれる。家庭で海老、鶏肉、貝柱をなめらかに裏ごしするのは難しく、手間がかかる。同社は、ベビーフードで培った技術でなめらかに仕上げた。海老、鶏肉、貝柱、それぞれの美味しさを生かしながら、適度なとろみと味付け、不足しがちな栄養素、エネルギー、たんぱく質、カルシウムが補給できる。税抜価格は180円。
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