パナホーム株式会社は、住宅業界で初めて、設計・施工・自社運営による複合型介護保険施設「ケアビレッジ千里・古江台」の着工を開始した。大阪府吹田市にて2005年10月オープンを予定している。
同社が建物の設計・施工だけでなく自社運営することで、入居者は、住宅事業のノウハウによる家庭的な住環境や松下グループの総合力を活かした介護サービスを受けることができる。
また、元気高齢者向け賃貸マンション「サンリスタ守口」等をはじめとするエイジングライフ事業(高齢者向け事業)や松下グループ企業による介護保険施設との連携により、入居者の身体状況や要介護レベルの変化に対応する“ケアの連続性“の実現で、安心と信頼のサービス提供が可能となる。
自社で運営業務を手掛けることにより、ノウハウの蓄積や潜在的なニーズの発見が独自で可能となり、エイジングライフ事業のさらなる発展や事業領域の拡充が図れることとなる。さらに、土地所有者へ対しては、新しい資産活用策として提案の幅も広がることとなる。
「ケアビレッジ千里・古江台」は、明るく風通しの良い中庭付の3階建。低層建物にすることで、戸建住宅に近い住環境を創出する。建物の外構部には、100種類以上の草花が四季折々楽しめるプライベートガーデンや入居者の憩いの場となるウッドデッキを設置。建物内部には吹抜けや中庭を設けるなど、自然の光や風にふれあえる癒しの空間を提案する。
居室は、単身者用(2タイプ52室)と夫婦用(1タイプ1室)を用意。車いすでも余裕を持って出入りできる引き戸式のドアをはじめ、プライバシーの確保された洗面・トイレスペースを備えている。また、明るく開放感あふれるバルコニーをはじめ、服や靴等が収納できるクローゼット、小サイズの仏壇等が入る収納スペースも備えている。このほか、オプションとして、化粧台、タンス、冷蔵庫が格納できるシステム家具を用意し、入居者の幅広いニーズに対応する。
ユニットケアを採用する「ケアビレッジ千里・古江台」では、全4ユニットを配置。職員数は、要介護入居者1.5名あたり常勤介護スタッフ1名以上の体制とすることで、介護保険給付基準を上回る手厚いサービス提供を実現する。各ユニットの玄関部には、個人認証機能が付いた「ICカードキー」を採用。そのユニットの入居者以外の入室を制限することで、セキュリティの確保を図っている。
各ユニットには、共有キッチンをはじめ、食堂スペースに大きなダイニングテーブルや体格に併せて選べる3サイズの椅子を用意。入居者は、温かな料理を家庭的な環境の中で食べることができる。なお、共有キッチンスペースは夜間施錠され、入居者の安全確保を図る。
入浴は、入居者のプライバシーと尊厳を大切にする個別入浴式を採用。浴室には、松下グループの技術を結集したバリアフリーバスユニットを採用し、安全確保と介護スタッフの使い勝手に配慮している。
各ユニットには、家族の来訪時等に水入らずで食事が楽しめる個室式のプライベートダイニングを設置。食事のメニューも、懐石料理やフランス料理に加え、ワインや日本酒等の酒類を用意する。また、入居者同士をはじめ、介護スタッフや家族とのコミュニケーションを育める談話スペースや、岩盤浴やマッサージ、バー等を併設するリラクゼーションスペース、入居者の身だしなみのニーズに応える理美容室等が設けられる。
「ケアビレッジ千里・古江台」では、内科の診療所が併設され、入居者はもちろん、近隣の一般患者も利用することができる。また、松下記念病院(大阪府守口市)、東朋病院(大阪市都島区)と提携。万一入院が必要となった場合、これらの医療機関を利用することができる。
周辺地域の高齢者が利用できるデイサービスセンター(10名収容)を併設。地域の介護ニーズに応えるとともに、交流が生まれることで開かれた施設環境を狙いとしている。
「ケアビレッジ千里・古江台」では、通常の介護サービスだけでなく、入居者の“健康寿命“を延ばすことを狙いとする多彩なアクティビティメニューを用意している。季節ごとのイベントや趣味のサークル活動、発表会等のメニューを、入居者の要望に応じて企画・開催。入居者の生きがいとなる趣味や楽しみ、仲間づくりの手伝いを図る。なお、入居者の生活状況は、「健康のお便り」として毎月家族に報告される。
入居者向けサービスとして、住友信託銀行株式会社との提携による「遺言信託」サービスを用意。このサービスは、遺言作成から保管・遺言執行まで、さまざまな手続きを本人に代わり手伝うもの。さらに、入居者の悩みの種である自宅の管理・仲介・賃貸なども、パナホーム独自のネットワークとリフォーム体制で、安心の一括サポートが可能となっている。
「ケアビレッジ千里・古江台」完成予想模型

|