NECとNECパーソナルプロダクツは、上肢障害者向けパソコン操作支援ソフトウェア「オペレートナビ」において、アプリケーションを操作するためのオンスクリーンキーボード(パソコン画面に表示された文字盤)や文字の読み上げ機能などを強化した「オペレートナビEX(Ver2.1)」を商品化し、販売活動を開始した。
「オペレートナビEX」は、上肢障害などでキーボードやマウスの使用が困難な人が、タッチスイッチや呼気スイッチなど障害状況に応じた入力スイッチを活用し、オンスクリーンキーボードを介してインターネットやワープロ、TVや音楽の視聴ソフトなどの利用や文字入力を可能にするほか、文字の読み上げ機能を持ったパソコン操作支援ソフトウェア。
簡単なスイッチでアプリケーションをより効率的に操作するため、14種のアプリケーション対応する37枚のオンスクリーンキーボードを新規に追加。TVや音楽の視聴などのアプリケーションに対応した新規オンスクリーンキーボードにより、上肢障害の人のパソコンの利用拡大を支援する。オンスクリーンキーボード例は、「音楽や音楽を視聴するためのMicrosoft
Widnows Media Player 9,10用」「NEC製TV視聴ソフトウェアSmart
Vision用」「マウスポインタの微小な移動操作用」「エクスプローラなどのファイル管理用」など。
また、拡大表示した文章をまるごと音声エンジンに送り、1文を通して読み上げることにより、聞き取り易さを向上。ワードやインターネットの文章を読み上げる時やキーを選択した時の読み上げ音量を個別に設定可能にし、意思伝達の発声は大きく、通常の操作音は小さくするなど、利用場面に応じてきめ細かに出力音量を変更することが可能となった。
そのほか、過去に入力した語句をオペレートナビEXが記憶し、先頭の数文字が入力された時に、その文字で始まる語句を候補として表示させる語句補完機能をマイクロソフト社のMS-IME2003/2002に対応した。
これらの機能は、オペレートナビの利用者からの要望を反映したもので、特に要望が多いTVや音楽の視聴などのアプリケーション操作のオンスクリーンキーボードを用意することで、障害を持つ人のパソコンの利用範囲がさらに広がる。また、読み上げの滑らかさの向上や音量の場面ごとの調整機能により、インターネットからの情報取得やコミュニケーションの質の向上が図れる。
オペレートナビEX(Ver2.1)の税込価格は62,790円。オペレートナビEX(Ver2.1)バージョンアップ版の税込価格は10,395円。すでに「オペレートナビEX(Ver2.0)」または「オペレートナビEX(Ver2.0)バージョンアップ版」を利用している人は、NECパーソナル商品総合情報サイト「121ware.com」において、オペレートナビEXのホームページから無償でアップデートモジュールをダウンロードして、アップデートすることができる。また、それ以外のオペレートナビ旧商品を利用している人は、新商品にバージョンアップすることが可能な有償版「オペレートナビEX(Ver2.1)バージョンアップ版」を利用することができる。なお、新規ユーザ向けには、オペレートナビEXのホームページにて、体験版ソフトウェアを無償でダウンロード提供する。
同社では、登録した利用者に対し「NECパソコンアクセシビリティ相談窓口」にて、専用のフリーダイヤル/FAX/電子メールによるきめ細やかなサポートを実施しており、新製品においても継続してサポートを行う。
ソフト画面例

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