アイシン精機株式会社と富士通株式会社は、次世代インテリジェント車いすロボット「TAO
Aicle」を開発し、9月25日まで名古屋東部丘陵で開催されている「2005年日本国際博覧会(愛・地球博)」へ出展している。
TAO Aicleは、障害物を回避しながら自動で目的地まで移動する電動車いすロボット。自律走行や障害物回避等を行い、走行状態のモニタリングと使用者への安全情報等の提供も行う。出展は、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による次世代ロボットプロジェクトの実証実験の一つで、愛・地球博の開催中に長久手会場の「遊びと参加ゾーン」わんパク宝島内、ROBOT
STATION(ロボットステーション)にて試乗できる。
市販のアイシン精機製の簡易型電動車いす「TAO
LightU(タオライトツー)」をベースに、サイズを変えることなく多数の最新技術を盛り込んだ。制御コンピュータ、各種センサー等を高性能、高精度化することにより、自律走行や障害物の回避等を実現しているほか、サーバ、無線LAN、GPS基準局、ICタグ等の外部に設置したITインフラを活用することで、高精度な位置検出と信頼性の向上、走行状態のモニタリング、使用者への安全情報等の提供を実現している。
壁面に街並みを描いた試乗コースを屋外に設け、実際にインテリジェント車いすロボットによる自律走行を体験できる。利用者が車いすに座り、富士通の携帯情報端末(PDA)「Pocket
LOOX(ポケットルークス)」に表示された目的地を選択すると、車いすは歩道を認識し車道にはみ出さないように、自律的に安全に目的地まで移動する。目的地に到着すると停止し、再びスタート地点に戻る。コース上にある信号を認識し、赤信号で停止し、青信号になると自動的に横断歩道を渡る。障害物を検知した場合には、自動的に停止あるいは回避行動を取る。利用者は、自律走行中に車いすの通過する場所や状況に応じて、「目的地に着きました」「信号が青なので横断します」「障害物を発見したので避けます」等の音声ガイドにより、安心して試乗できるようになっている。
今後について同社では、「今後、介護者負担軽減などの点から、ロボット化された電動車椅子の必要性がますます大きくなると考えられます。本システムにより得たノウハウは、将来の実用化に向けて、活用、発展させてまいります」とコメントしている。
TAO Aicle(タオアイクル)

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