日産ディーゼル工業株式会社は、大型路線・自家用バス「RAシリーズ」を発売した。ディーゼルエンジン単独で走行するバスとして日本で初めて「2005年(新長期)排出ガス規制」に適合させた。また、路線バスでは、ステップ地上高を低くし、ノンステップエリアの拡大を実現するなど、すべての利用者が使いやすいユニバーサルデザインを採用した。いっぽう、観光バスは、尿素SCRシステム「FLENDS」を搭載し、2005年7月頃の発売を予定している。国内販売目標台数はRAシリーズ全体で年間800台としている。
尿素SCRシステム「FLENDS」は、まず、エンジン本体で燃料を超高圧燃料噴射することにより、PM(粒子状物質)を削減する。この際、トレードオフにより、NOx(窒素酸化物)が大幅に増加するため、これを後処理技術である尿素SCR触媒で削減する。超高圧燃料噴射により、燃料を微粒化することで、燃焼効率が向上するため、PMの削減と同時に燃費の低減も実現した。
ユニバーサルデザインの採用としては、乗降口のステップ地上高を前扉部で320mm(従来比-20mm)、中扉部で330mm(従来比-30mm)とし、乗降性を向上させた。床面のノンステップエリアは、同社比100mm拡大し、床面のフラットなエリアを拡大した。そのほか、室内色彩、ピクトグラム(絵文字)、シート配列、床形状、押しボタンと握り棒の位置など、子供からお年寄りまですべての利用者が使いやすい仕様とした。
RAシリーズ

|