日産自動車の関連会社である株式会社オーテックジャパンは、日産自動車が、「セレナ」をフルモデルチェンジし発売したことに合わせて、ライフケアビークル(福祉車両)「アンシャンテ」シリーズ、「チェアキャブ」シリーズを順次発売開始した。
セレナ「ライフケアビークル」では、アンシャンテシリーズに、新たなラインナップとして運転席のオートステップ、アシストグリップを採用し、小柄な人の乗り降りなどを楽にする「オートステップ運転席タイプ」を新発売する。また、チェアキャブ「スロープタイプ」は車いすの人が2名乗車できる仕様を含めて、幅広いニーズに対応する計4タイプの仕様を用意した。
「アンシャンテスライドアップシート(セカンドスライドアップシート/助手席スライドアップシート/セカンドスライドアップシート脱着タイプ)」は、ワイヤレスリモコン操作でシートが車両の外側に電動で回転・昇降することで、車への移乗が楽に行える車両。助手席仕様・セカンドシート仕様・セカンドシートが脱着し車いすになる仕様の3タイプを設定する。
「アンシャンテオートステップ運転席タイプ」は、運転席のオートステップとアシストグリップの採用により、小柄な人などが運転席への乗り降りを楽に行え、狭い場所での乗り降りにも有効な車両。
「アンシャンテ送迎タイプ」は、スライドドア部分にオートステップや乗降用手すり、サードシートへの乗り降りをスムーズにするための折りたたみ式補助席(専用レイアウト)により、施設での送迎だけでなく高齢者や子供の乗り降りが楽に行うことができる車両。
「チェアキャブリフタータイプ」は、簡単なリモコン操作で昇降する全自動リフターを装備、プラットホーム上で車いすの固定が可能なため介助者の負担を軽減しながら、車いすのまま楽に乗り降りが行える車両。
「チェアキャブスロープタイプ」は、ニールダウン機構の採用によりスロープの傾斜を緩やかにし、リモコンのスイッチ操作のみでスロープが電動で開閉する。介助者と車いすの人が一緒に乗降でき、安心して乗り降りが行える車両。今回新設定する車いすの人が2名乗車できる「車いす2名仕様」のほか、「車いす1名セカンド仕様」「車いす1名サード仕様」「車いす1名送迎仕様」の計4タイプを設定し、家庭から施設ユースまで幅広いニーズに対応する。
今回、フルモデルチェンジし、ベース車両となる「セレナ」の最大の特長は、広い居室空間と、使い勝手の良い装備。目的地まで快適に過ごせるクラストップレベルの広い室内と、レジャー用具をたっぷり積み込める荷室を提供するとともに、大開口両側スライドドアや低いステップとフロアを採用して、乗降性を向上させている。加えて、大きなサイドウインドウは、乗員の開放感と視界の良さを確保し、さらに、電動パワーアシストによる軽いシフト操作などとあわせて、運転のしやすさを実現している。多彩なシートアレンジや、リヤエンターテイメントシステム、インカーホンなど、楽しさを演出する機能も搭載している。また、「MR20DE」エンジンとエクストロニックCVTの組み合わせにより(2WD車/4WD車とも)、実用域での優れた発進加速と燃費を実現している。
セレナ「アンシャンテセカンドスライドアップシート」(2WD)<オプション装着車>

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