マイクロソフト株式会社と宮城県は、2005年度から、宮城県における障害福祉と教育の情報化を推進するため、特定非営利活動法人ビートスイッチとICT教育推進プログラム協議会と相互に連携することで合意した。両者は、ビートスイッチとの連携によるITの活用を通じた障害者の自立支援や障害者にIT支援のできる人材育成を推進する。また、ICT教育推進プログラム協議会との連携により、教職員のITスキルの向上による教育の情報化を推進する。
連携事業は、マイクロソフトが2003年より世界各国で展開している社会貢献プログラムのUPプログラムを宮城で「宮城UPプログラム」として展開するもの。これにより、ビートスイッチとマイクロソフトが協力関係を確立し、宮城県後援のもと、共同でITの利活用を通じた障害者のための自立支援の取り組みを実施する。
ビートスイッチは、宮城県内の団体において、障害者へのIT支援や就労支援を実施してきたメンバーが障害者の総合的支援のために参集して設立された団体。これまでの障害者へのIT研修の実績とノウハウを活かし、宮城県全域において効果的に障害者へのIT利活用の推進や就労の機会拡大のための支援に取り組む。
宮城県は県内各地で開催される「みやぎUPプログラム」が円滑に実施できるよう、市町村、社会福祉協議会、障害福祉団体の協力を得ながら、広報・宣伝、研修場所の提供などについて積極的に支援し、障害者の自立と社会参加の促進に努める。
マイクロソフトは、このような活動がより効果的に進められるように、講師養成のための専門家派遣、関係団体とのネットワークづくり、マイクロソフトのソフトウエア製品や運営支援費の提供などを支援する。また、県内のNPO、企業や自治体等とも協力し、県内の障害者の自立支援をめざす。
県内の小中高等学校と盲・聾・養護学校における教育の情報化を進めるため、教員を対象に、マイクロソフトとICT教育推進プログラム協議会が共同で開発したカリキュラム「ICTスキルアッププログラム」を、2005年度から導入し、実践的な研修を実施する。
また、ICTスキルアッププログラムに今年、新たに追加された盲・聾・養護学校教員向けカリキュラム、「ICTアクセシビリティ」を日本で初めて導入。今回のICTスキルアッププログラムの実施は健常児へのIT教育のみならず、障害のある子どもたちの将来の自立を支援するために、盲・聾・養護学校においても実施していく。「ICTアクセシビリティ」は、障害のある子どもに関わりのある先生のためのパソコン入門講座。肢体不自由や聴覚障害等、障害の種別に応じたパソコンのアクセシビリティ機能と関連支援技術を研修する。
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