今年創業100年を迎えるコクヨグループのコクヨS&T株式会社は、身近なステーショナリーを使って「ユニバーサルデザイン」について学習できる「コクヨユニバーサルデザイン教材キット」を、主に全国の小中学校を対象に発売した。
2002年から、小中学校では、自ら学び、考え、判断する能力を身に付けることを目的に「総合的な学習の時間」が設けられており、その中でユニバーサルデザインは、関心の高いテーマとして取り扱われる機会が増えている。
「コクヨユニバーサルデザイン教材キット」は、同社がD-project(金沢大学教育学部教育実践総合センター助教授中川一史氏を代表とした産学連携プロジェクト)との協業により現場の先生達とともに企画したもので、ユニバーサルデザインの授業に必要なツールをパッケージ化したもの。ユニバーサルデザインのステーショナリーと従来のステーショナリーを使い比べるなど、子どもたちにとって身近なステーショナリーを使って簡単にユニバーサルデザインの体験授業ができる内容になっている。
学習の流れは、まず自分たちでユニバーサルデザインについて調べた上で、ユニバーサルデザインの強力マグネットと従来の強力マグネットを使い比べる。さらに軍手を二重にはめて手が自由に動きにくい状態にした上で同じ作業を繰り返し、ユニバーサルデザインのステーショナリーの使い勝手の良さを体験する。その体験を活かして、教室内で使いにくい「もの」を探してだれにでも使いやすいデザインを自分たちで考え、それを発表して互いに評価し合う。教材キットを活かした授業の提案などは、コクヨホームページ上で紹介する。
教材キットの中には、ユニバーサルデザインのステーショナリーの他、現場の先生が作成した指導案やワークシートなどが入っている。内訳は、ユニバーサルデザインの強力マグネット「プニョプニョマグネット」(8個)、従来の強力マグネット(9個)、軍手(8双、16枚)などの必要備品(8グループ分)の他、さらに授業を発展させる際の参考になるコクヨユニバーサルデザイン商品カタログ(1冊)、現場の先生が作成した指導要領(1枚)、ワークシート(2種類、各30枚)が入っている。初年度は、ショッピングサイト「コクヨ三月うさぎ舘」でのみ販売する。税込価格は3,150円。同社では年間売上100万円を目標としている。
コクヨユニバーサルデザイン教材キット

横浜市内の小学校での授業風景

関連リンク
|