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ITと電話介入を活用した介護予防サービス

−安全センター、「すこやか生活」−

2005/08/02(Tue.)

大人の青汁
 山武グループで24時間ヘルスケアコールセンターを運営する安全センター株式会社は、高齢者が学習することで生活習慣を変え(行動変容)介護予防・疾病予防を実現するための支援サービス「すこやか生活」のパイロットスタディを日野市で実施し、高い効果を確認した。

 同サービスは、「エンパワーメント(自立支援)を活用したコミュニケーション」をコンセプトにした利用者一人ずつに合わせたサービス。4つの要素「高齢者専用在宅メッセージ端末”すこやか療太”への質問の配信」「質問の回答によるモニタリングとハイリスク時の臨時コール」「毎月1回、電話をかける”見守りコール”(行動変容のための介入コール)」「24時間健康の相談に答える”いつでもダイヤル”(フリーダイヤル)」により構成されている。サービスは、保健師、看護師、管理栄養士が実施する。

 独居高齢者、虚弱高齢者の自宅に設置した「すこやか療太」に、毎日異なる数問の質問が表示され、4つの選択ボタンで答えてもらうことにより、参加型で自然に介護・疾病予防の知識を学習することができる。

 選択された回答にリスクがある場合には、翌日同社から看護師が電話をかけ、様子を確認する。また月に1度、カウンセリングとコーチングの教育をされた看護師や管理栄養士が、傾聴、勇気づけ、目標共有、アドバイスなどを行い、予防のための行動変容・自立継続を支援していく。さらに相談がある場合には、24時間、看護師が対応できるセンターで相談に応じる。

 質問の内容(コンテンツ)は、転倒予防の知識、認知症や廃用症候群は予防が可能なこと、正しい服薬のこつ、栄養・食事の誤解など、介護予防と疾病予防全般に渉り、表現もエンパワーメントを強く意識して作られている。

 質問の例としては、「週に何回くらい外出しますか?」(行動の質問)、「食物繊維を多くとるためには、どの食品がいいでしょうか?」(知識の質問)、「尿がもれることを尿失禁といいます。尿失禁がありますか?」(症状の質問)など、行動、知識、症状について様々なものがあり、「はい」「いいえ」か、四択で答える形。

 コンテンツは、高齢者総合機能評価の研究などで高い実績を持つ名古屋大学老年科学講座助教授葛谷雅文医師より監修されたもの。同サービスの導入により、高齢者の要介護化、疾病の罹患・重症化、孤立・閉じこもりを予防し、利用者にとって安心で健康的な生活を、国・自治体にとって介護保険給付費用や医療費の適正化を実現することができる。

 今年1月から東京都日野市役所と共同で、本サービスを65歳以上の48名の人に対して実施し、3ヶ月経過後の中間評価を行い、知識の向上、健康意識の向上、生活行動の変化などで、高い介護予防効果を確認した。

 アンケート等の結果から、100%の人が知識を向上することができ、17%の人が外出頻度の上昇が見られた。日常生活動作(ADL)の向上が22%の人に見られ、変化した行動を継続できると回答した人が63%に達した。

 買い物、調理等の家事、家計管理などを自分でやるようになったという人が増えた。また、食事回数、外出頻度などが増加した。早期の疾病発見、適切なタイミングでの受診や不必要な受診の抑制なども散見された。

 さらに75歳以上の人に限定すると、100%の人が「すこやか療太」で表示される質問が重要で効果があると回答、92%の人が「すこやか生活」のサービス全体に満足しており、77%の人がスタディ終了後も続けたいとの選択をした。これらの効果に加え、5ヶ月経過した現在も、100%の人が継続している。

 同社では、このような端末を用いたサービスでの脱落率0%は、画期的なことと評価しており、これらの高い効果は、「エンパワーメント」のコンセプトに基づく4つのサービスの相乗効果によるものとしている。

 参加者からの声としては、「毎日の質問が楽しい。知的刺激を受ける。」、「”すこやか療太”で答えていると看護師さんと話しているような気分になる。」「いつも見守られている感じがする。」「看護師さんと話していると自信もつき、やってみようという気になる。」などがあった。

 「すこやか生活」のサービス価格は仕様により1人あたり月額7,500円からで、今後、先に発表した東京都老人総合研究所の「おたっしゃ21」健診や低栄養改善サービス、他の介護予防メニューとも合わせ、来年度から始まる地域支援事業や保健福祉事業を中心に自治体に売り込み、5年後に10億円の売り上げを予定している。


「すこやか療太」
写真:「すこやか療太」


安全センター株式会社概要
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