キステム株式会社は、高齢者・障害者等への配慮を定めたウェブコンテンツJISに対応したウェブサイトを構築・管理するシステム「UD
Builder(ユーディービルダー)」を開発した。同システムを利用することで、専門的知識を持たない人でも、簡易な操作でウェブコンテンツJIS対応のページを作成して管理することができる。販売開始は2005年12月を予定。
昨年(2004年)6月の「ウェブコンテンツJIS」制定にともない、公的機関のウェブサイトにおけるアクセシビリティの確保・向上は、必須の要件となった。また最近、ウェブサイトを簡易に運用するためのシステムを利用するケースが増えているが、このようなシステムを利用することでサイト全体をウェブコンテンツJIS対応にすることは困難で、アクセシビリティを確保しながらサイトを簡易に管理できるシステムに対する需要が公的機関の間で高まっている。
ウェブサイトの管理システム(CMS=コンテンツマネジメントシステム)においては、ユーザが自由にコンテンツ(情報の内容)を入力できる反面、一旦ユーザが間違ったHTMLのマークアップをした場合、この誤りを機械的に訂正することは困難であるなど、入力されるコンテンツ部分の表示を制御することには限界があった。
「UD Builder」の最大の特徴は、この問題を解決する入力方式「ブロック入力モード」にある。ブロック入力モードは、ユーザに意識させることなく、文書構造を明確にしたコンテンツの入力を実現する技術で、これによって、入力されるコンテンツ部分をウェブコンテンツJISに対応させることができる。見出し要素、リスト要素、語句を強調する要素など、文書構造を明確にするために必要なマークアップができる他、画像と画像ALTテキストの挿入、表の作成等も行うことができる。
ページに画像を挿入する際、その画像が色覚異常の人も問題なく視認できるかどうかを自動的にチェック、自動的に補正する。グラフ、フロー図など、色を用いて作成した画像を公開するときに役立つ機能。
ウェブコンテンツJISに対応した(アクセシビリティを確保した)サイトを構築し、管理するために必要な各機能を標準装備。デザインテンプレートでは、表示スタイルは文書(HTML)から分離してCSSに記述する。トップページのレイアウト変更も可能とした。
そのほかの機能としては、音声読み上げ機能。RSSファイル公開機能、防災など緊急情報をウェブ表示すると同時にメールを配信する機能。ページの公開開始・終了時刻設定機能。フォームから取得した個人情報を暗号化してデータベースに収納する機能。ユーザの同時ログイン作業による事故を防ぐ、チェックイン・チェックアウト機能。公開ページのアーカイブ機能。組織変更時に部署マスターを容易に変更可能とする機能。システム導入時、既存サイトのコンテンツデータをインポートする機能。アンケートフォーム管理機能。携帯電話版ウェブ一元管理機能−−などを搭載した。
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