シチズン時計株式会社の100%子会社であるシチズン・アクティブ株式会社の食空間事業部は、上肢障害のある人の食事の自力摂取をサポートする食事自助具“手のひらスプーン”2モデルを、10月1日より発売する。
新製品は、上肢障害のある人や指・腕・肩・肘などの動きが不自由な人の、食事の自力摂取をサポートする食事自助具(スプーン)。これまで様々な食事自助具が開発されているが、比較的軽度な障害レベルの人向けのものが多く、またその製品もデザイン性が低いといった状況だった。
いっぽう、要介護度の高い人たちにとっても食事は大切な日常生活の一場面で、“自分の手で”食べたいものを食べることが重要になっている。また比較的要介護度の高い人々は、「障害の程度や状況など、身体状況に個別性が高い」、「体調が変わりやすく、同じ日でも朝と晩では身体状況が異なることもある」などの理由により、既存の自助具では食事ができないことも多い状況。新製品は、作業療法士や介護福祉士など現場スタッフの数々のアドバイスや、介護老人保健施設でのモニタリングを重ねて製品化した。
具体的な形状は、手や腕が不自由な人にも握りやすい「縦持ち型グリップ」、その場でスプーンの角度を簡単に調整できる接合部、食べ物をすくいやすい“へり”付きの口先部など、介護の現場の声が活かされたデザインになっている。
開発は、財団法人テクノエイド協会の福祉用具研究開発助成事業の助成金を受けて行われた。また、9月27日〜29日の3日間、東京ビッグサイトで開催される国際福祉機器展にも出展する。
2モデル合わせての販売予定個数は、年間3,000セット。CTSSセット(ステンレス素材)の税込価格は4,200円。CTSTセット(チタン素材)の税込価格は6,300円。
食事自助具“手のひらスプーン”

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